詩人:ぴるぴる | [投票][編集] |
人生という名の船に乗り
私たちは旅に出る
目指す目的地は
「想い描く未来」
そこに辿り着くには
一番危ない海路しかない
常に波や嵐と闘い
時には
風も雨も降らない
ただ蒼い空を見つめる
しかしその路を進むしか
そこには着けない
たくさんの嵐と闘っている中で
海に投げ出されることだってある
もがいて
もがいて
もがいて
たくさん水を飲み
たくさん水をかぶり
海の底から聞こえてくる
歌声を聞く
《こちらにいらっしゃいな》
その美しい歌声は
死を呼ぶ唄
けして
耳を傾けてはいけない
仲間を信じ
己を信じ
泳ぎ続ける
もう一度あの船に戻るために
そうして辿り着く
そこには
いったい何があるのだろう?
そんなことを考えながら
私たちは旅を続ける