詩人:しゅきら | [投票][編集] |
毒が舞う
空に舞う
ひび割れた月曜
震えてる
足元に
描かれた青い春
解体し
棘を抜く
ただそれだけのことなのに
やけくそに
毒を焼く
そして舞う
灰になり
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好きです
好きです
好きですと
三回唱えた
その先に
あなたは確かに
あなたは確かに居たのです
壊れた玩具を
抱きしめて
魔法硝子の向側
私は確かに
わたしは確かに
在たのです
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そして空回りな自分
何も変わらない
無くなっちゃえ
全部
滅びちゃえ
この世界もろとも
幸せを司る獣
死にもたどり着けない
生きて
生きて
貴様は何がしたい?
無くなっちゃえ
愛情
柵み
責任
節理
…滅びちゃえ
この世界もろとも
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涙を流せば
忘れられるの?
手首を切れば
楽になれるの?
薬を飲めば
救われるの?
…やっぱり
あなたを殺すのが
一番だと思うわ
私を乱すもの
すべて消えて
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風が吹いた
冷たい風
身を強張らせた
私の元へ
微かに香る
金木犀
甘い香りは
嫌味でもなく
自然に心に
染みていく
それでも凍える
この身には
何が助けになるだろう
手をとって
田舎歩こう
天が高いね
立ち止まれば
返す笑みには
哀愁の色
無邪気に邪気を
放ちながら
通った後には
金木犀
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アキソラ
鰯雲
カスカニ
金木犀
カゼハヒエテ
日は心地良い
透き通った空気
秋の彩り
見つけられない
夜の足跡
見つけてしまった
哀愁の香り
切ない…刹那
風の吹く方
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蛍光ピンクの空
眩しそうに見上げて
やがて去り行く
この時代に
何を願えば
良いというの?
イカレタ頭
クルッタ思考
悲しい感情
ごまかして笑え
散り行く弱者を
振り返ったら負け
ただそのまま
堕ちていけ
ただひとつだった
僕の願いを
誰にも悟られないまま
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「風になりたい」
どこかできいた
歌の歌詞じゃないけど
風に吹かれて
さぁぁぁって
消えてしまいたい
風に乗って
人間のいない
空の端っこに
行ってみたい
ああ
ああ
風に
風になりたいなぁ…
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薬なんかなくたって
highになれる脳内
狂った瞳で君を味て
壊れた機械を治す方法なんて
知らなくてもいいさ
そのままで
堕ちていこう?
闇に浮かぶ蜃気楼
消えないように
睨み付け
『あそこまで…行ってみようか?』