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しゅきらの部屋


[5] 『キズアト』
詩人:しゅきら [投票][編集]

君のその背中についた傷に触れたいけど、その傷は酷く痛むのだろう?
見えない傷に触れられるのは僕だって恐いから。
君の後ろ姿を真っ直ぐには見られない。
大袈裟にはれた皮膚を癒してしまいたいと思うから。傷痕を否定してしまいそうになる。
今日は手を繋いで歩こうよ。君の温もりを感じていたい。
いつかその背中に羽根を生やして、一緒に飛んで行ってしまおう。

2003/12/27 (Sat)

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