詩人:SHUN | [投票][編集] |
気が付けばいつもそばで 君を困らせたね ごめんねも言えずにずっとうつむいたまま文句を たれていたあの頃 素直さが欲しくて 嫉妬する僕の顔を見るたび笑って抱き締めてくれる その笑顔がツンと心を突き刺し あわてて笑い返した この手が君のぬくもりだけを 欲しがるように思えるから全てを分かり合える日がくること 夜空に祈っている 君があの日この場所で 歌ってくれた歌 今でも憶えているよ だけど今じゃもうすぐに 『別れ』と言う台詞(もじ)がその唇から 坂道を上る君の背中に 何故だか涙溢れ出す 君の心はきっと僕の話で 苛立ち覚えてしまったんだ 『それでも君を愛してる』など 今夜はとても伝えられない出来るならもう一度生まれ変わって 全てやり直せたら 傷つけず済んだかな 気がつけばもう冬だね あれから半年が過ぎても 僕の手を握るのはそう君だった それでも『君を愛してる』など 今更うまく伝えられない 震える肩に少しだけ笑っていつかと同じように 抱き締めてくれる君の胸は出会った日の陽と同じくらい 広くてあたたかくて強くて綺麗な色をしてる この手が君のぬくもりだけを 欲しがるように思えるから粉雪が君で溶ける前に 素直に伝えたい 『ずっと永遠に…』