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猫の影の部屋  〜 投稿順表示 〜


[393] 飛んでいく。
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「今夜は星が見えない」と

君が肩落とすんなら

さぁ今すぐ僕の手を取って

しっかり握って目を閉じて

雲の波間を突き抜けて

今夜の星を見に行こう


さぁほら僕の手を取って

しっかり握って目を閉じて


ヤなことなんてほっといて

大丈夫僕がいるから怖くはないさ

大丈夫僕なんだから信じていいよ


どんなにかなしいことがあったって

どんなにつらいことがあったって

大丈夫さ僕がいる

僕がいつも隣にいるんだ 大丈夫



だからほら今すぐ僕の手をとって

しっかり握って目を閉じて

今夜の星を見に行こう

2007/06/21 (Thu)

[394] 空想エレジー。
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思い描くことでしか

君を隣に感じることはできなくて

温もりははるか遠く夜のどこか


抱きしめた腕は空を切り

悲しみだけが闇の中



君は今君が愛する人に抱かれて

春の音の中揺らいでいるの?

君は今君を愛する人に抱かれて

星屑の中を流れているの?


噛んだ唇

鉄の味

君との恋が

レモン味



向き合う苦痛と甘美

絡み合う衝動と理性

見失った激動は

また僕の冷静をノックする



君がほしい

君だけがいとしい

君以外はいらないんだ


2007/06/21 (Thu)

[395] さよならの扉。
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終わりを告げた君の涙に

さよなら告げる扉の音が

君のアパートの駐輪場

虚しく響く


ペダル踏むたび僕らの恋は

過去に流れ流れていく

君の笑顔に

君の声

君とのキスと

君との夜

あの頃はもう戻らなくて

あの頃はもう見つからない


僕らの愛だけ雨に流れて

君への気持ちは流れないまま

僕らの恋は溶けてしまった


愛してる

まだ愛してるのに

ねぇ愛してる

まだ愛してるのに


僕の声はもう届かない


愛してる

まだ愛してるのに

ねぇ愛してる

まだ愛してるのに

2007/06/21 (Thu)

[396] あと一度。
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恋が恋しくて

愛が愛おしい

あの甘い甘い果実を

あの苦い苦い果実を

もう一度

あと一度

僕の味覚で知覚できたら

もうそれでいいよ




あと一度

あと一度

2007/06/24 (Sun)

[397] ミステリアス。
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どりゃっ。

2007/06/25 (Mon)

[398] 寂寥。
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寂しくて

寂しくて

僕は闇にのまれそう

寂しくて

寂しくて

あぁ誰か助けて

あぁ誰かそばにいて

寂しいんだ

寂しいんだ


気が狂う闇の黒さに

体ごとむしばまれて

僕は僕を見失いそう


寂しくて

恐ろしくて

泣いて泣いて

哭き叫んでも

声は誰にも届かない

僕は誰にも気にとめられない







いっそ夢に食われて

永久に眠れたらいいのに

2007/06/28 (Thu)

[399] そばにいる。
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君の悲しい顔は見たくない

悲しい時は僕の笑顔をあげるから

君はいつも笑顔で良い

いっつも笑ってんのがやっぱいい



どうしてもというんなら

たまには涙も許すけど

でもその時は

泣きたくなったその時は

僕に電話の一本でもするんだよ

っていうかしなさい


海を越えて山を越えてビルも越えて

全ての障害を飛び越えて

君の隣へ行くんだから


絶対さ 君一人で泣かすことなんてさせない

一人で悲しい思いをすることなんて許さない


僕がいつでもそばにいるから

僕が君のためにいるから

2007/06/28 (Thu)

[400] やり投げ。
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どうしようもないことは

どうもしなけりゃいいじゃない

どっか部屋の片隅に

ポイッて投げておいといて

とりあえずは飯でも食おう


次の掃除の時にでも

置き場所考えたらそれでいいだろ

そんなんでいいだろ

そんな感じで良いだろ

2007/07/03 (Tue)

[401] 夜のお散歩。
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鼻歌でも歌いながら

夜の町を散歩しよう

月が出てたら最高なんだけど

隣に君がいるからよしとして

さぁどこへ行こうか


君がいるからどこでもいいけれど


とりあえず明日でも目指そうか

とりあえず明日を目指そう


君と明日にたどり着けたなら

それってとっても素敵だろう?

2007/07/04 (Wed)

[402] 続ける。
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「あんたの詩結構好きやで」って

誰かが言ってくれるたびに

僕は嬉しくて恥ずかしくって

にやけてしまう


でもだけどしかし

「お前の詩結構好きやで」って

誰かが言ってくれる間は

僕は描き続けようと思う

紡ぎ続けようと思う


より綺麗な詩を

より優しい詩を

より儚い詩を

2007/07/04 (Wed)
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