詩人:猫の影 | [投票][編集] |
「今夜は星が見えない」と
君が肩落とすんなら
さぁ今すぐ僕の手を取って
しっかり握って目を閉じて
雲の波間を突き抜けて
今夜の星を見に行こう
さぁほら僕の手を取って
しっかり握って目を閉じて
ヤなことなんてほっといて
大丈夫僕がいるから怖くはないさ
大丈夫僕なんだから信じていいよ
どんなにかなしいことがあったって
どんなにつらいことがあったって
大丈夫さ僕がいる
僕がいつも隣にいるんだ 大丈夫
だからほら今すぐ僕の手をとって
しっかり握って目を閉じて
今夜の星を見に行こう
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思い描くことでしか
君を隣に感じることはできなくて
温もりははるか遠く夜のどこか
抱きしめた腕は空を切り
悲しみだけが闇の中
君は今君が愛する人に抱かれて
春の音の中揺らいでいるの?
君は今君を愛する人に抱かれて
星屑の中を流れているの?
噛んだ唇
鉄の味
君との恋が
レモン味
向き合う苦痛と甘美
絡み合う衝動と理性
見失った激動は
また僕の冷静をノックする
君がほしい
君だけがいとしい
君以外はいらないんだ
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終わりを告げた君の涙に
さよなら告げる扉の音が
君のアパートの駐輪場
虚しく響く
ペダル踏むたび僕らの恋は
過去に流れ流れていく
君の笑顔に
君の声
君とのキスと
君との夜
あの頃はもう戻らなくて
あの頃はもう見つからない
僕らの愛だけ雨に流れて
君への気持ちは流れないまま
僕らの恋は溶けてしまった
愛してる
まだ愛してるのに
ねぇ愛してる
まだ愛してるのに
僕の声はもう届かない
愛してる
まだ愛してるのに
ねぇ愛してる
まだ愛してるのに
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寂しくて
寂しくて
僕は闇にのまれそう
寂しくて
寂しくて
あぁ誰か助けて
あぁ誰かそばにいて
寂しいんだ
寂しいんだ
気が狂う闇の黒さに
体ごとむしばまれて
僕は僕を見失いそう
寂しくて
恐ろしくて
泣いて泣いて
哭き叫んでも
声は誰にも届かない
僕は誰にも気にとめられない
いっそ夢に食われて
永久に眠れたらいいのに
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君の悲しい顔は見たくない
悲しい時は僕の笑顔をあげるから
君はいつも笑顔で良い
いっつも笑ってんのがやっぱいい
どうしてもというんなら
たまには涙も許すけど
でもその時は
泣きたくなったその時は
僕に電話の一本でもするんだよ
っていうかしなさい
海を越えて山を越えてビルも越えて
全ての障害を飛び越えて
君の隣へ行くんだから
絶対さ 君一人で泣かすことなんてさせない
一人で悲しい思いをすることなんて許さない
僕がいつでもそばにいるから
僕が君のためにいるから
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どうしようもないことは
どうもしなけりゃいいじゃない
どっか部屋の片隅に
ポイッて投げておいといて
とりあえずは飯でも食おう
次の掃除の時にでも
置き場所考えたらそれでいいだろ
そんなんでいいだろ
そんな感じで良いだろ
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鼻歌でも歌いながら
夜の町を散歩しよう
月が出てたら最高なんだけど
隣に君がいるからよしとして
さぁどこへ行こうか
君がいるからどこでもいいけれど
とりあえず明日でも目指そうか
とりあえず明日を目指そう
君と明日にたどり着けたなら
それってとっても素敵だろう?
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「あんたの詩結構好きやで」って
誰かが言ってくれるたびに
僕は嬉しくて恥ずかしくって
にやけてしまう
でもだけどしかし
「お前の詩結構好きやで」って
誰かが言ってくれる間は
僕は描き続けようと思う
紡ぎ続けようと思う
より綺麗な詩を
より優しい詩を
より儚い詩を