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猫の影の部屋  〜 投稿順表示 〜


[413] 憎悪。
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言葉にしてはいけない

具象化してはいけない



決して彼を外に出してはいけない

2007/07/31 (Tue)

[414] 白米。
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噛み砕いた白米は

食道を通って胃袋に到達した



栄養になり

栄養になったり

栄養になった



飽きはじめたのに白米を

噛み砕いてのみこんでしていたら

あまりの偏食にほら

消化不良

食中毒

ショック中毒

ブッシュ中毒



栄養はバランスよくとりましょう



2007/08/03 (Fri)

[415] 大風。
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いい具合の嵐だね

なんともこれは気持ちよい嵐だ


今にも僕をどこかに飛ばして

今にも僕を吹き飛ばして

空へ放ってくれそうな

これはなんとまぁ 頼もしい嵐だ




準備はできているよ

さぁ嵐よ

僕を空へ運んでくれ

2007/08/03 (Fri)

[416] 風化粧。
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指先で巻きとった

虹色のその風を

君の黒髪に結いつけたなら

昨日見つけた赤色の星砂を

君の唇にすぅっとのせて

そっと頬にくちづけよう


頬がぱっと桃色に

色づいたならそれでもう

2007/08/03 (Fri)

[417] 君のいる明日。
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君に逢える明日のせいで

僕は何もかもがもうどうでもよくなってしまう


君に何の話をしよう

君にどれだけ好きって言おう

君に会ったらまずなんて言おう


君に逢える明日があるから

僕はきっと今この瞬間息をしていられるんだろう

2007/08/03 (Fri)

[418] 僕の恋人。
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可愛い可愛い

君は僕の恋人

僕の部屋で寝転んで

うにゃうにゃうにゃうにゃ言っている

可愛い君は

僕の恋人

2007/08/14 (Tue)

[419] 僕の手。
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僕の小さな右手で

例えば世界を

例えば全人類を守れたとしても

君が守れないなら何の意味もなくて

君がいなけりゃ何の意味もなくて



だから僕はこの手で

君だけを守りたい

2007/08/14 (Tue)

[420] 前進。
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切なさの風にそよがれて

昔の空を思い出す

ふと顔上げて唇噛んだ


あなたの声や

あなたの笑顔が

舞い降りてくる


閉じた瞳をこじ開けて

もいちど坂を下り始めた

2007/08/21 (Tue)

[421] 夢の中、君の下。
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君の下へ

君の下へと泳いでゆくよ 夢の中

星が流れて 森が流れて 町が流れていく


僕は 留まらない 留まれない

僕は君の下へと泳いでゆくんだ 



夢の中 夢の中…

2007/08/27 (Mon)

[422] 電話。
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11桁の番号を

押して君の耳元を

優しく、軽くノックする


扉をひらいた君の笑顔を

ただただ見たくて

2007/08/27 (Mon)
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