詩人:猫の影 | [投票][編集] |
噛み砕いた白米は
食道を通って胃袋に到達した
栄養になり
栄養になったり
栄養になった
飽きはじめたのに白米を
噛み砕いてのみこんでしていたら
あまりの偏食にほら
消化不良
食中毒
ショック中毒
ブッシュ中毒
栄養はバランスよくとりましょう
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いい具合の嵐だね
なんともこれは気持ちよい嵐だ
今にも僕をどこかに飛ばして
今にも僕を吹き飛ばして
空へ放ってくれそうな
これはなんとまぁ 頼もしい嵐だ
準備はできているよ
さぁ嵐よ
僕を空へ運んでくれ
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指先で巻きとった
虹色のその風を
君の黒髪に結いつけたなら
昨日見つけた赤色の星砂を
君の唇にすぅっとのせて
そっと頬にくちづけよう
頬がぱっと桃色に
色づいたならそれでもう
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君に逢える明日のせいで
僕は何もかもがもうどうでもよくなってしまう
君に何の話をしよう
君にどれだけ好きって言おう
君に会ったらまずなんて言おう
君に逢える明日があるから
僕はきっと今この瞬間息をしていられるんだろう
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僕の小さな右手で
例えば世界を
例えば全人類を守れたとしても
君が守れないなら何の意味もなくて
君がいなけりゃ何の意味もなくて
だから僕はこの手で
君だけを守りたい
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切なさの風にそよがれて
昔の空を思い出す
ふと顔上げて唇噛んだ
あなたの声や
あなたの笑顔が
舞い降りてくる
閉じた瞳をこじ開けて
もいちど坂を下り始めた
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君の下へ
君の下へと泳いでゆくよ 夢の中
星が流れて 森が流れて 町が流れていく
僕は 留まらない 留まれない
僕は君の下へと泳いでゆくんだ
夢の中 夢の中…