詩人:猫の影 | [投票][編集] |
生き切ったそこに何があるなんて
考えるだけ無駄で
答えなんてそう
「行ってみなけりゃわかりはしない」
あぁそれだけ
なのに僕は求めている
それではない答え
僕のこの道の果てに何があるのか
もう今知ってしまいたい
神の与えたもうたこの体と魂を駆り
僕どうして生くんだ
運命だからだなんて答えはいらない
ただひたすら自分だけの答えを
ただそれだけを求めて
僕は…あぁ僕は
途方に暮れながら
しかし歩み続けるんだ
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誰を探して
何を探して
僕はこんなにも生きているの
誰かがいるって
何かがあるって
僕はただただ思い込むしかできないよ
だけどほら
今日も朝日は僕を照らしてる
だからほら
目をつぶって
涙を流して
下ばかり見るのはやめて
見えるものも見えないものも
このままじゃ見えやしない
空をにらんで
陽の光をかみしめて
跳躍すんだろ
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すがりついて
泣きじゃくって
見上げた先には絶望感
でもその先を
その先の空を知らない
その先の空はまだ見ていない
見えたようで
見えていないその先の空
だから
すがりついて
泣きじゃくってでも
歩き出せ
歩み出せ
最果ての空みえるまで
歩き出せ
歩み出せ
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苦しくなったら微笑んで
楽しくなったらしかめつら
人が進めば立ち止まり
人が止まれば走り出す
そんな感じで生ければいい
そんな風に生けたらいい
ひねくれて
強がって
我慢して
そう生きていけたらそれがいい
そしてそんな自分を分かってくれる
愛する人と生けたらもう文句はない
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この窓のサッシを飛び越えたら
なんか見えたりするだろうか
この窓から飛び出したら
なんか見つかったりするだろうか
向こう側には不安しか見えないけれど
行ってみよう
こっちからは闇にしか見えないけれど
行ってみよう
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「あんたの詩結構好きやで」って
誰かが言ってくれるたびに
僕は嬉しくて恥ずかしくって
にやけてしまう
でもだけどしかし
「お前の詩結構好きやで」って
誰かが言ってくれる間は
僕は描き続けようと思う
紡ぎ続けようと思う
より綺麗な詩を
より優しい詩を
より儚い詩を
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鼻歌でも歌いながら
夜の町を散歩しよう
月が出てたら最高なんだけど
隣に君がいるからよしとして
さぁどこへ行こうか
君がいるからどこでもいいけれど
とりあえず明日でも目指そうか
とりあえず明日を目指そう
君と明日にたどり着けたなら
それってとっても素敵だろう?
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どうしようもないことは
どうもしなけりゃいいじゃない
どっか部屋の片隅に
ポイッて投げておいといて
とりあえずは飯でも食おう
次の掃除の時にでも
置き場所考えたらそれでいいだろ
そんなんでいいだろ
そんな感じで良いだろ
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君の悲しい顔は見たくない
悲しい時は僕の笑顔をあげるから
君はいつも笑顔で良い
いっつも笑ってんのがやっぱいい
どうしてもというんなら
たまには涙も許すけど
でもその時は
泣きたくなったその時は
僕に電話の一本でもするんだよ
っていうかしなさい
海を越えて山を越えてビルも越えて
全ての障害を飛び越えて
君の隣へ行くんだから
絶対さ 君一人で泣かすことなんてさせない
一人で悲しい思いをすることなんて許さない
僕がいつでもそばにいるから
僕が君のためにいるから
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寂しくて
寂しくて
僕は闇にのまれそう
寂しくて
寂しくて
あぁ誰か助けて
あぁ誰かそばにいて
寂しいんだ
寂しいんだ
気が狂う闇の黒さに
体ごとむしばまれて
僕は僕を見失いそう
寂しくて
恐ろしくて
泣いて泣いて
哭き叫んでも
声は誰にも届かない
僕は誰にも気にとめられない
いっそ夢に食われて
永久に眠れたらいいのに