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猫の影の部屋  〜 新着順表示 〜


[347] あぁ!
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変わったねと

君にいわれて

大人になったんだよと

言えない僕の

嘘つきの影



大人になったのではない

弱くなったのだ

弱い自分を

否定するのに疲れてしまったのだ

あまりにも弱い

僕を拒絶しきれなくなったのだ




そんな僕を君には全て見られてる

君の事

すきとかそんなじゃもうないってのに

死にたいくらい

こうなってしまった自分のことを

排斥したい

2007/01/15 (Mon)

[346] Fall'in You。
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あなたに愛たくて

あなたに愛たくて

僕はこの世に生れ落ちた


あなたに乞いをして

あなたに乞いをして

僕はあなたに堕ちていく



這い上がれなくても

かまいやしない


あなたがこんなにも糸おしい

2007/01/13 (Sat)

[345] 夢想月。
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月はそう

何万年もずっとずっと変化はない


けれどねぇ

あなたが

時に哀しく

時に美麗に

時に妖しく

時に狂わしく


蒼く

白く

赤く


ぼんやりと

きらきらと

煌々と


光輝き

ちがう顔を魅せるのは


僕ら人間が

あまりにも勝手だからか

それとも

美しいからか


ねぇ僕の愛しい人

2007/01/08 (Mon)

[344] 真贋。
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踏みしめた大地は

偽もの アスファルト


吸った空気は

もちろん偽もの 排気ガス


握った愛は

それも偽もの ガラス細工


ポケットに入れた万札

それは本物 かろうじて





与えられた 大量生産の真実の

真偽はいかに 審議しろ

2007/01/08 (Mon)

[343] 仲直り。
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消え入りそうな君の声を

ほら今そのままに

手紙にしてみてごらんよ ねぇ



そしたらきっと

彼にもきっと


君の声が聞こえるんだから

2007/01/07 (Sun)

[342] 記憶。
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風が冷たい夜だから

君の笑顔を思い出すんだ


風が冷たい夜だから

君のぬくもりだけが腕に浮かぶんだ




目の前には暗い夜の町

腕にはカバンに入りきらない後悔だ

2007/01/06 (Sat)

[341] 涙月。
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あなたを傷つけるのは

とてもとても簡単で

とてもとてもわかりやすかった


でも


でも


あなたを取り戻すことは

もう できなくて

もう二度とできなくて



この寒い夜に

欠けはじめた月がにじむ

2007/01/06 (Sat)

[340] 散歩イズム。
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トゥルリラルララ

ルンルンルルン

ルンルルン

ルルルルルルル

ルルンル ルルンル 

ルンルルン


タンスタン

タンスタン

タンタンスタン

タンスタン


タンスタン

タンスタン

タンタンスタン

タンスタン





2007/01/05 (Fri)

[339] 月光。
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愛しい君は

分厚い雲の向こうで鈍く鮮やかに輝いているだけで

決して姿見せようとしないの


Ah ねぇ僕の愛しい君は

壁越しの声だけで

今夜僕のベッドに来てはくれないの



目くるめくあの日々は

今はもう戻るはずなどなくて

狂い乱れてひざまずいて祈るだけ


「一目あなたに逢えたなら」

2007/01/05 (Fri)

[338] 視界。
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恋は盲目

世界が闇にのみこまれんだ


なにもかも

なにもかもが視界から外れ

君だけに光が当たる


僕にはもう

君だけしか見えない

僕にとって

そう君だけが

僕の恋した君だけが



世界でたった一つの「リアル」なんだ

2007/01/01 (Mon)
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