詩人:猫の影 | [投票][編集] |
さて見飽きた夜空でも見ながら
少し話そうか
この汚い空の向こうには
限りなく広い広い空間が広がっていて
きっとまだ証明はされていないけれど
今の僕等みたいな人達が
どこかの銀河の
どこかの星に
幾万もいるんだろう
そんな広大な空間の中にあるこの星の
こんな小さな空間に僕等は生きている
そもそも僕らがであったのだって
人類の恐ろしく長い血の系譜の中で
たまたま引き当てた恐ろしく確率の低い奇跡なんだ
しかもその一見恐ろしく長い人類の歴史も
この小さな星のさらに膨大な歴史の
ほんのたった一部にしか過ぎないんだけれど
…まぁ要は君が好きなんだ、僕は。
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ホントは優しくなんかない
ホントは思いやりなんてない
自分に害がないうちだけだ優しいのは
自分に負担がかからないうちだけだ思いやるのは
俺は冷たくて残酷な人間だ
だけど君が好きなんだ。。。
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酸性の雨よ…
あの気味が悪いほど青々とした木の葉の色素を洗い流すように
僕の体にこびりついてとれないこの忌々しい膿すらも溶かして落としてくれないか?
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信じてなかった
何もかもだ
親や友達 他の人もだ
信じてたけど信じてなかった
嘘嘘嘘 嘘で固めた「僕」という名の偽善人形
だれにもかれにも良く見られたくて
慎重に 慎重に 作り上げてきた
「僕」の「蝋人形」
だけどほら 塗り忘れのどこかから
自慢の作品が溶け出し始めた
やめてくれ みないでおくれ
「僕」の中の「僕」を見ないでおくれ
お願いだから…僕を…僕を嫌いにならないで…
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月をなくした今日の空はどこか心細げ
今にも涙が溢れ出しそうだね
だけれどそんな時
優しい夜風が空の頬をそっとなでて
涙を拭い去ってあげるんだ
ああ…
やっぱり夜空には笑顔が似合うね
キラキラキラキラ輝く笑顔が。
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どれだけ僕が君への気持ち綴っても
今の僕の言葉では
きっと全部ウソに聞こえるだろう
でも僕はもう
君以外に本気にはなれない
僕の本命は
これからずっと君だけだ
ずっとずっと。
ずっとずっとだ。
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思いやりがあって
優しくて
人への理解がある人間に。
誰にでもそんな風に見られたくて見られたくて
そう思って生きていたら
結局は
人を傷つけることしかできない人間になっていた。
僕は誰にも好いてもらう資格がない。
僕は誰にも好いてもらう資格がない。
僕は、誰にも、好いてもらう資格がない。
今なら腕を切り落とされても街を歩けそうな気分さ。