僕が死んで君が悲しめばいい

僕が死んで君が悔やめばいい


その一瞬でもいいから
僕を考えて欲しくて

僕は命を棄て去った。

お前アイツの彼氏やろが

泣かしとったらブチ殺すど！！！！！！！

「なぁ…。」

「ん？」

「何もない…。」

「なんなん？」

「…好きや。」

「…あーと☆」

「おう…。」

十円ハゲできるほど緊張したわ。

傷ついたら傷ついただけ

強くなれるんやで。

鍛えたら鍛えただけ

マッチョなんのと一緒や。


プロテインがわりに

涙飲んだらんかい。

俺、包装だけでかくて中身中途なビックカツより

ちっこいけど、包装と中身ほとんどおんなじの

チロルチョコの方が好きやわ。

季節限定ポッキーよりも

いつものチョコだけのやつの方が

俺すきやわ

オマエは俺の全部ちゃうくて

俺の大部分は俺色やけど

オマエおらんかったら俺は俺ちゃうくて

つまりオマエは俺の必要不可欠。

そう、あれやポッキーの持つとこみたいなもんや。

「あたしなぁ…彼氏でけてん」

いつもどおりの君のやらかい声

僕の胸をナイフみたいに突き刺して

乾いた風みたいに目に染みる…

こぼれそうになる涙

ぐっとこらえて

やっとの思いで言いきるねん

「やったな♪」


精一杯の失恋スマイル

わけわかんねぇくらいお前が好きなんだ。

「むさぼりたいよ

君のカラダ

欲望のおもむくままに」

なんてカッコイイこと言えないや

君の彼との相談にあたえてしまうから

グッドアドヴァイス


君の涙みたくないから

もう君に傷ついて欲しくないから

僕の気持ちは後ろのほうへ

グッドバイバイ


僕の隣無防備に眠り込んだ君に

聞こえないようささやくよ「愛してる」

非力な僕の小さなあがき


こんな僕はおバカさん