詩人:猫の影 | [投票][編集] |
あなたの名前
電話帳から
消し去ると
受信ボックスの
あなたの名前
あっというまに
誰か知らない
誰かの番号に
変ってしまった
バイバイ、愛し君
僕はもう君を想って泣かないよ
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毎晩毎晩君を想って眠れなかったけど
今日はやっと眠れたよ
君のこと吹っ切れたのかな
そうおもってアサイチ覗きこんだ鏡には
目元はらした高2が1人…
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本気になんてならなければ
こんな想いしなかったのに
摘み取った禁断の果実は
ほんの一瞬の甘さと引き換えに
なんとも苦い後味を残して
いつまでも腹の底から
消えようとしない
本気になんてならなければ
こんな想いしなかったのに
もう本気になんてならない
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こんなに
こんなにも辛いのに
あなたが好きなのよ
一晩あなたを想って
泣きあかしたあとでも
あなたが恋しくて
あなたに逢いたくて
また私はほほを濡らすの
あなたが別のコと
ベッドの中 重なり合う時ですら
私はあなたを想いつづけてる
こんなに
こんなにも辛いのに
あなたの事が好きなのよ
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君に言い寄るどこかの誰かさんと僕とでは
君への贈り物の値段じゃ勝負にならないから
今宵捧ぐは一輪の真紅の薔薇。
値段は280円
花言葉は「焦がれる恋」
込めた気持ちはPRICELESS
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この寒空の下 雨降り模様
頬をつたうは雨粒だけでなく
傘もささずに 待つ信号
ふと気付けば 雨もやみ
頬に残るは なみだ道
前向いて ぐっと見据える 帰り道
そして渡るは 三度目の青信号