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猫の影の部屋


[206] 要は。
詩人:猫の影 [投票][編集]

さて見飽きた夜空でも見ながら

少し話そうか



この汚い空の向こうには

限りなく広い広い空間が広がっていて

きっとまだ証明はされていないけれど

今の僕等みたいな人達が

どこかの銀河の

どこかの星に

幾万もいるんだろう

そんな広大な空間の中にあるこの星の

こんな小さな空間に僕等は生きている

そもそも僕らがであったのだって

人類の恐ろしく長い血の系譜の中で

たまたま引き当てた恐ろしく確率の低い奇跡なんだ

しかもその一見恐ろしく長い人類の歴史も

この小さな星のさらに膨大な歴史の

ほんのたった一部にしか過ぎないんだけれど




…まぁ要は君が好きなんだ、僕は。

2006/06/13 (Tue)

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