ホーム > 詩人の部屋 > 猫の影の部屋 > 絵

猫の影の部屋


[273] 
詩人:猫の影 [投票][編集]

どこか憂いと哀しみと

寂しさたたえた黒い瞳

秋風のような 黒い長いその髪は 少しのシャンプーの香りまとって

秋空のような綺麗な声は 弱い部分を映し出し

鋭い刃物のような鼻とあごは 強い気性を思わせて

キュッと結んだ 色素の薄い唇に

意志の強そうなその眉と

小さな耳は 秋の蝶


絵の中の その君にさえ 胸がとびでてしまいそう

2006/11/02 (Thu)

前頁] [猫の影の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -