ホーム > 詩人の部屋 > 猫の影の部屋 > 月光。

猫の影の部屋


[339] 月光。
詩人:猫の影 [投票][編集]

愛しい君は

分厚い雲の向こうで鈍く鮮やかに輝いているだけで

決して姿見せようとしないの


Ah ねぇ僕の愛しい君は

壁越しの声だけで

今夜僕のベッドに来てはくれないの



目くるめくあの日々は

今はもう戻るはずなどなくて

狂い乱れてひざまずいて祈るだけ


「一目あなたに逢えたなら」

2007/01/05 (Fri)

前頁] [猫の影の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -