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猫の影の部屋


[362] MAD。
詩人:猫の影 [投票][得票][編集]

雑音に

身を浸す自分が悲しい

静寂が欲しくて

ウォークマンをつけるという

矛盾に気づいても

追求する生気もない

指先で

時計の針を回してみても

何度も何度も

回してみても

世界基準の日付は変わらない


自由。

自由は束縛。

自由の箱に自由ははいっていない。

むしろそれは

死の箱にしか入ってはいないだろう

社会に生きる限り

他人からは逃れられず

したがって

他との共通の観念の中に生きることしかできぬ

共通の

共通の

あぁ!!

2007/02/12 (Mon)

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