あなただけあなたといるときだけ僕は「人間」でいることがあぁ できるのだ消えていく雑踏と消していく雑音目障りな熱反応はなかったことにどのみちどれもこれも害悪なのだどいつもこいつも愚者の風体それに気付かず賢者を気取る阿保、阿保、阿保…この世界で僕は「人間」としての称号を奪われて愚者たちから追放されるしかないあなただけあなたといるときだけ僕は「人間」でいることがあぁ できるのだあなただけが「人間」の称号を僕にくれる
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