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猫の影の部屋


[511] 閉じた目。
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頭を抱えて伏せていれば

なんとかなると思ってた

どうにかなると思っていたんだ



遠のく君の想いに気付けないで

僕はしたばかり見ていたから



明日どうしようとか

夕飯何にするのかとか

そんなどうでもいい会話

できなくなるんだろうか

だろうかと




頭を抱えて書きつけていれば

なんとかなると思ってた

どうにかなると思っていたんだ



遠のく明日の風に気付けないで

傷つけないでと、そんなことばかり




裂けた皮膚から

何かが零れだした




頭を抱えて伏せていれば

全てがうまくいく

うまくいくはずだと、

そんなことばかり信じていた

2010/11/16 (Tue)

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