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猫の影の部屋


[524] 心象。
詩人:猫の影 [投票][編集]

小さくため息
まただ、よそうとおもってたのに。

深い深い緑
まただ、この季節がやってきたんだ。


くりぬいたようにぽっかりと

あの日々の感情が虚しくなっていって


春の終わり 夏の始まり

僕の心は微笑みを忘れている。




ふわりと一息
まただ、うまく煙が吐けない


焼き払ったように荒涼と

僕の感情はくすぶりもしなくって


春が終わり 夏が始まる

心はただうつむいている。




2012/05/12 (Sat)

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