詩人:香奈 | [投票][編集] |
あたしがしんだら
だれがかなしんで
くれるのだろう
ふと
めがさめたとき
おもった
「貴女は
一人じゃないんだよ」
かんがえてみれば
あたりまえのこと
あたしがしんだら
かなしむひとはいる
たしかに
いるのだ
ただそれが
あたまのなかでは
すうにんしか
あげられず
「これだけ?」
と、おもってしまう
あたしは
ただのわがまま
ないものねだり
あいされたい
あいされたい
あいされたい
いまのあたしは
うさぎびょう
あのこも
あのひとも
みなからすかれている
しんだら
あたしもかなしいし
ほかにもたくさんの
ひとたちがかなしむ
あたしは
それに
うらやましさを
かんじる
もうあたしには
もつことが
できないものを
あのひとはもっている
ただの
ないものねだり
いまのあたしはたぶん
わがままびょう
それは
それは
なんとみにくい
しゅうたいでしょう