僕が全てあったこと。
僕の全てあったこと。
僕の全ての人生。
僕の全ての死。

あったかい小春の、風の陽気に包まれて…僕はお昼寝する。
桜も桜色に抱かれて、生きるフリして寝てる。

このあったかさじゃ雨は降りないなぁ。じゃあ僕も春になっちゃおう。小春日和に叩かれて、もう現実が無くなっちゃうくらいだよ。

みんな、比べたがる。
みんな、比べたがる。
"差"なんて、無いのに。
比べるのは、「ていのう」。
比べる意味は、無いのにね。

みんな、生きてる。
ほら、物だって。
そう考えれば、孤独になることは無いだろ？
いつも一緒に居るじゃん。
孤独なんか、怖くないよ。
だって、みんな、生きてるから。

どこ行ったの？
帰ってきてよ。
帰んないと、落ちちゃうよ。
絶望の奥底の裏に。
早く。早く。
帰ってきてよ。お願い。

風景が、困っている。
霧に溺れて。
さみしそうに、雨のドア開けたら、転がっちゃって…。

弱くなる。弱くなる。ほら、ここらで、弱くなる。強くなる。強くなる。ほら、また、強くなる。

悲しい。悲しい。
だって。感動してるんだもの。
楽しい。楽しい。
だって。感動してるんだもの。
感動してる。感動してる。
だって、生きてるんだもの。