姫宮ららの部屋
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[70] こころ
目を合わせたって
手を繋いだって
唇を重ねたって
君の気持ちは伝わらないよ
伝わらないんだよ
2011/06/21 (Tue)
[71] voice
声を聞かせて
ねぇ もう一度
聞かせて 君の声を
もう「好き」なんて言わないから
お願い
君の声を もう一度
2011/06/21 (Tue)
[72] 後悔
こんなに後悔するくらいなら
声が枯れるほど泣き叫べば良かった
2011/06/22 (Wed)
[73] 分からない
君が全然分からないよ
なんで笑ってるの
なんで怒ってるの
なんで泣いてるの
なんで照れてるの
もっともっと君を知りたいよ
愛することは
お互いを知ること
君は僕を知りたいのかな
それさえも
全然分からないよ
2011/06/22 (Wed)
[78] 神さま、
神さま、おねがい
溢れそうなこの想いを
どこかへ投げ捨ててください。
2011/07/13 (Wed)
[79] 罪
君を想うことが罪なのだとしたら
僕は堂々と罪を犯しましょう
たとえ囚人となろうとも
たとえ十字架に掛けられようとも
大きな声で叫びましょう
「君を愛している」 と。
2011/07/22 (Fri)
[80] 苦い苦い、恋のうた。
僕が君を想うたび、
首が締まっていく。
どうしてこうなったの。
君を愛するたび、
こんなに苦しくなるなら、
君なんか、―――
2011/08/10 (Wed)
[81] ふり
わたしね、
いつのまにか
見えないふりと
聞こえないふりが
上手になったみたい
2011/08/10 (Wed)
[89] かき氷
ひんやり
しゃりしゃりな
白いふわふわを
赤 青 黄色 で色づけて
銀のスプーンで掬って
口の中 一瞬で消えた
冷たさと甘さが
ふわりと広がってゆく
そんな
夏の小さなしあわせ。
2011/08/21 (Sun)
[92] 麦茶
氷の入ったコップに
麦茶を注ぐの
からん ころん
涼しげな音と
香ばしい夏のにおい
2011/08/31 (Wed)
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