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林檎飴の部屋  〜 投稿順表示 〜


[84] 輪廻
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誰よりも 誰よりも


揺るがない自信があった



事実 みんな忘れていった
流れてった





あたしも同じ。

確実に見えていたものが
霞んでく


堕ちてく

また 繰り返すの...

2007/05/11 (Fri)

[85] 
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ため息を蹴飛ばして歩いた
そうやっていつもみたいに
またなにかを諦めてくんでしょう

上を向いて歩くには
少し空が蒼すぎて

僕を連れ出すなら
もう少し雲のある日にしてくれよ



…そうだ
きみはいつも
眩しさをものともしない

あの空に負けない自信があるからだろ?





どうしたってそんな
僕には程遠い所にいるんだい?

僕はまだ蒼い。

2007/08/23 (Thu)

[86] 刹那
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いつか死に逝く人間なら
僕はなんて儚いものを求めていたんだろう



それは刹那

触れられそうで触れられぬもの


2007/08/23 (Thu)

[87] 檸檬スカッシュ
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初々しい色に溺れて
ほら またひとつ音を数えた

ぼくの心の
コバルトブルーに映える
きみだけのイエロー
二人交えた
ライトグリーンを少し
グラスの底に沈めて

100%果汁
濃すぎるのはすきじゃない
2%の奇跡でいい
残りは僕が注いで


小さな泡が
音をたてるのに重ねて
この胸はじけた

微炭酸色の心
可愛い甘さと
少しの痛みをひきかえに

たまに口に残る苦味も
きみに寄せた片想い


2007/09/06 (Thu)

[88] 想い空
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この空の下 何人もの人が
ひとりひとり
誰かを想っているのでしょうか


交えた恋
行き場のない恋

人間愛
隣人愛

家族愛


その"想い"がどんなカタチであれ

紛れもなく
この一瞬一瞬に
空に想いを放っているのでしょう




今日の空は
絵に描いたように綺麗です

この空に
私の想いが溶けてくれるなら
それはそれで本望です

2007/09/15 (Sat)

[89] black snow
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黒いセーターをいつも着てるあなたと白い雪

真逆の色なのに

なんで
重ねてしまうのかな


空から舞い落ちる雪を見て
「なんだかワクワクしない?」って聞いた


冷たいくせに優しくて
触れようとすれば溶けて逃げる

あなたと同じね

届かない


雪なんてきらいだよ?

2008/02/19 (Tue)

[90] いつか聞いたラブソング
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窓の外を眺めて 変わってく季節を見てた
君と見たあの雪は僕の中降り続く

言葉を交わすだけで
胸が染まった

もしも君と僕が交ったらどんな色になるだろう


すきだとかきらいだとかそんな言葉じゃなくて
「抱きしめたい」って思うんだ

柔らかな気持ちで溢れてる

ありったけの僕自身で君のことを想うよ

この気持ちはちょっといつか聞いた"愛"に似てる

2008/12/29 (Mon)
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