詩人:林檎飴 | [投票][編集] |
窓の外を眺めて 変わってく季節を見てた
君と見たあの雪は僕の中降り続く
言葉を交わすだけで
胸が染まった
もしも君と僕が交ったらどんな色になるだろう
すきだとかきらいだとかそんな言葉じゃなくて
「抱きしめたい」って思うんだ
柔らかな気持ちで溢れてる
ありったけの僕自身で君のことを想うよ
この気持ちはちょっといつか聞いた"愛"に似てる
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黒いセーターをいつも着てるあなたと白い雪
真逆の色なのに
なんで
重ねてしまうのかな
空から舞い落ちる雪を見て
「なんだかワクワクしない?」って聞いた
冷たいくせに優しくて
触れようとすれば溶けて逃げる
あなたと同じね
届かない
雪なんてきらいだよ?
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この空の下 何人もの人が
ひとりひとり
誰かを想っているのでしょうか
交えた恋
行き場のない恋
人間愛
隣人愛
家族愛
その"想い"がどんなカタチであれ
紛れもなく
この一瞬一瞬に
空に想いを放っているのでしょう
今日の空は
絵に描いたように綺麗です
この空に
私の想いが溶けてくれるなら
それはそれで本望です
詩人:林檎飴 | [投票][編集] |
初々しい色に溺れて
ほら またひとつ音を数えた
ぼくの心の
コバルトブルーに映える
きみだけのイエロー
二人交えた
ライトグリーンを少し
グラスの底に沈めて
100%果汁
濃すぎるのはすきじゃない
2%の奇跡でいい
残りは僕が注いで
小さな泡が
音をたてるのに重ねて
この胸はじけた
微炭酸色の心
可愛い甘さと
少しの痛みをひきかえに
たまに口に残る苦味も
きみに寄せた片想い
詩人:林檎飴 | [投票][編集] |
ため息を蹴飛ばして歩いた
そうやっていつもみたいに
またなにかを諦めてくんでしょう
上を向いて歩くには
少し空が蒼すぎて
僕を連れ出すなら
もう少し雲のある日にしてくれよ
…そうだ
きみはいつも
眩しさをものともしない
あの空に負けない自信があるからだろ?
どうしたってそんな
僕には程遠い所にいるんだい?
僕はまだ蒼い。
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誰よりも 誰よりも
揺るがない自信があった
事実 みんな忘れていった
流れてった
あたしも同じ。
確実に見えていたものが
霞んでく
堕ちてく
また 繰り返すの...
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昔の詩を読んで思うことは
まだ 何も知らない
それだけ
若くて
子供で
たった2年前のことだし
詩はもっともっと
前から書いてるけど
変わらないものなんて
何もない
揺るがない決意をしたのに
今は何も見えてない
詩人:林檎飴 | [投票][編集] |
あれからまた
1年たって
去年と何も変わらないまま
2月14日という日を迎えた訳で。
混沌とした気持ちも
微妙な距離も
ただ違うのは
メールをしてることと
3月で離れ離れになることくらいで。
±0じゃんかって
思う
でも作ってる時の心境
食べた時の感想
すべてがあたたかくて
やっぱり
『だいすきだなぁ』
って。
それはあくまで友達として
ということにしてあるけど
そんなのやっぱり自信なくて
気付かないフリ?
どうせ 一方通行だから
でも
でもね?
去年と何も変わらないままじゃない
やらかい感情
11年目の義理チョコは
少し豪華で
明らかに本命ばりの気合いの入れ具合
でもそれは私とあたしだけの秘密
男と女の友情
成立させなくちゃいけないから
どうしようもなく脆い関係だから
毎年必死にこの日で繋いでた
12年目はどうなるかな
学校も離れたら
わかんないけど
きっと ずっと
だいすきだよ
『友達として。』
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モノクロの空気散らばる部屋に寝転んだ僕は
ただ天井を見つめてた
投げつけられた現実
色付かないままの理想
そんなもの何処にも無くて
都合のいいように作り笑い
優しい時間の中で残酷に傷を広げてく
規則的にウズく痛みは
まるで子守り歌のようで
子供のように頼りない僕は
何かに頼っていたくて
見えない何かを探してる
今日1日が早く過ぎればいいと
思う自分に苦笑い
優しい時間の中で残酷に叫んだ声が堕ちていく
どんなに歌っても届かない
まるで壊れたラジオのようで
道化師(ピエロ)のように誤魔化す僕は
見えない何かを探してる