詩人:林檎飴 | [投票][編集] |
『すきです』
たった一言の未送信メール
日付は何ヶ月も前のもの
メールボックスを開く度に表示される
【送信メール1/124】
1の数が私を締め付ける
切なくなる
いつかこのメールをあなたに送りたい
気持ち伝えたい
例えフラれてもきっと何か変わるから
詩人:林檎飴 | [投票][編集] |
風が僕を包みこむ
君のところにも吹いてたらいいな。
追い風が今吹きはじめる
いつだって風は吹いている
追い風に秘めた想い
空の果てくぐりぬけて
君へ届け
「逢いたい」
追い風が今吹きはじめる
何処にだって風は吹いている
想いよ届け
君のところへ
詩人:林檎飴 | [投票][編集] |
簡単にいえばまず私の矢印はあなたに向いている
私→あなた
そしてあなたの矢印は他の誰かに向いている
あなた→他の誰か
=
私→あなた→他の誰か
となる。
その逆を図式化すると次のように表される。
他の誰か→?あなた→×私
私の矢印は一方通行
今はね?
でもこのまま何もしない訳いかないじゃない
この式に答えなんて存在しない
行動あるのみでしょ
矢印の向き変えてやる!
あなたが私を見てくれるまで
諦めないよ
大好きなきみだから
いつか…
私→あなた
私←あなた
詩人:林檎飴 | [投票][編集] |
空の涙
切なく滴る
紫陽花の彩り
さらなり
思い出すは
愛し君
傘をくるくると
舞わす君
愛しくて 愛しくて
だからこそ「すき」と言えなかった
大切にしすぎた
紫陽花の季節に離れていった君
僕の想いはただふわふわと宙を舞う
詩人:林檎飴 | [投票][編集] |
もうこれ以上惑わせないで
君を好きだと認めるから
何度も誤魔化した
もう好きじゃない
と
でも話し掛けるだけで
胸が高鳴るから
もう 恋心
認めてあげる
溢れてしまいそう
恋心
嫌われていても
ただ 恋心
本人に悟られないように…
詩人:林檎飴 | [投票][編集] |
街の裏路地
独り屈んで 息耐えだえに
叫んで
声もかすれる
心と躯の呼吸困難
眼から哀しみも悔いも憂も愛しさも溢れて
それにしても
アタシこんなに弱かったっけ
涙の数だけ強くなれるんじゃなかったっけ
アタシは弱くない 弱くない
でも
強くもないわ
だから気付いて欲しかったの
強がりの奥にチラつく弱さに
そうよ 闇に溺れて
心と躯の呼吸困難
手を伸ばしても
空を切るだけ
嗚呼…