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みゅぅの部屋


[8] あなたの声
詩人:みゅぅ [投票][編集]

電話が切れる

あの音

あたしは大嫌い

何かが途切れて

そこにあったものが急に

なくなってしまうような気がして

あたしは暗い暗い闇に

その音とともに

沈んでいく

そんな意味不明な衝動にかられながら

あたしは受話器を置く

『プ-ップ-ップ-』

耳に残るあの音

夢にまでついてくる

そんな音をかき消してくれたのは

あなたの声だった

優しくて純粋であったかくて

すごく安心した

暗い闇の中から

あなたが見つけ出してくれたようで

あたしは一気に幸せになれた

次に闇に落ちたときは

あなたの声を探そうと

そう想えば

あの音も怖くない

2005/11/26 (Sat)

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