詩人:tear | [投票][編集] |
お気に入りの真っ赤な自転車
思いっきり踏んだペダル
確実に何処かに向かっていく
自転車をこぎながら
鼻を啜って
微かな嗚咽を洩らして
そんな私を誰かが見てる
そんな私を誰かが避ける
その目は奇怪なモノを見ているような
見てはいけないモノを見ているような
これから何処に行こうか
このまま何処に行こうか
ただただ真っ直ぐ
このまま進んでみようか
そしたらいつか
自分のあるべき姿が見えるだろうか
本当は知っていたんだ
この先に終わりがあること
真っ直ぐだった道は
いくつもの道へと枝分かれするということを
今私が…
ここに存在しているという事を
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もしも僕が立ち止まった時に、
少しだけ乱暴に背中を押してください。
そして膝を付いた僕に、
笑顔を下さい。
『今はまだ諦めちゃダメだよ』
そう言って、抱き締めてくれませんか??
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明日が見えないと
自分がここに存在する意味が見出せないと
そう嘆いていた
そう。
嘆いていただけ
いつだって嘆くだけで
前に進もうとなんてしてなかったんだ
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『おはよう』
ずっと肌に感じていた貴方の温もりから離れる
寂しさという名の幸福
『いってらっしゃい』
今日も帰って来る事を
無事である事を願い
ただただ待っている
寂しさという名の幸福
『おかえり』
抱きしめた躯から香る外の匂い
離れていたと実感する
寂しさという名の幸福
『おやすみ』
眠ってしまった貴方にキスをする
寂しさという名の幸福
『さようなら』
逢えてよかったと思う
寂しさという名の幸福と…
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ただ貴方の名前を呼んで
ただ貴方に名前を呼ばれて
それだけでいい
それだけで私は幸せを感じられる
単純だねって
誰に笑われたってそれでいい
それでいいの
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君から貰ったいくつもの大切
その一つ一つを僕は葬っていく
出逢ってしまったが故
愛してしまったが故
強すぎる想い
行き場のない想い
たった一つの「愛してる」
あまりにもたくさんの「さようなら」
今の僕は
君の目に滑稽に映ってるのでしょうか?