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そほとの部屋


[140] 沈丁花
詩人:そほと [投票][編集]

その薫りを握り込んだ蕾の
小ささ 堅さ
それが私の初恋なのだと言ったら
迷惑だろうか
人皆寝静まったこんな時間
前に立ち尽くされては
迷惑だろうか
月の蒼い光に
今にも浮遊しそうな沈丁花を前にして
私はこのまま地蔵になりたい



2009/02/01 (Sun)

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