詩人の目というものは存在せずすでに比喩であるならば詩人も存在せずすでに比喩であろう詩は五感の届かぬ処すでに満ち溢れ五感を超越して常に感じ続けている後はアンテナの方角にバリコンの調整文字への変換と云う機械作業だならば ならば具体的な私と云うものはそこにどう関わっているのだろうどう関われば良いのだろうススキ枯れてセイタカアワダチ草醜く枯れて雪が全てを美しくして私は私は見付け出せるだろうか私が固体を持つ以前の詩で在った私を
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