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そほとの部屋


[210] 欲す
詩人:そほと [投票][得票][編集]

詩人の目というものは存在せず
すでに比喩であるならば
詩人も存在せず
すでに比喩であろう
詩は五感の届かぬ処すでに満ち溢れ
五感を超越して常に感じ続けている
後はアンテナの方角にバリコンの調整
文字への変換と云う機械作業だ
ならば ならば
具体的な私と云うものは
そこにどう関わっているのだろう
どう関われば良いのだろう
ススキ枯れて
セイタカアワダチ草醜く枯れて
雪が全てを美しくして
私は私は見付け出せるだろうか
私が固体を持つ以前の詩で在った私を



2009/02/03 (Tue)

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