詩人:廸 | [投票][編集] |
味も手触りもない
アガリっぱなしの人生は
着地点を知らない
長い長い逃避行
黒いマントに総てを覆い
眺めていた俯瞰的Vision
移りゆく世界の憂鬱
ここに取り残され
捨て置かれたまま
塀越しの空に
自由を見ていたよ
咲く花と枯れる花の
違いは何なのか
どちらも同じただの
花じゃないか
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もぉやめちゃいたいけど
出来ることならとっくにそうしてる
その他諸々の状況や環境が
思い留めさせているとして
それを根性なしなんて括りで
莫迦にするのは間違っている
つまりそれはラッキーなこと
死にぞこないじゃなく
生きそこないというべきで。
出来損ないだけどちゃんと
確変はつづいている
どうせならここで今
言いたいことすべて
ぶちまけるのもいいんじゃない?
絶望の底で君と出会えたこと
ぜんぜん後悔してないよ
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空気のように
ふわふわと
取り巻くすべてが
夢の味
弾け飛んだ
ネジは
あえて無視
この際そのまま
突っ切ってこう
つむじ風が
連れ去って
そのまま行き着く
ふたりの国
しあわせの国
輪廻を感じてる
本当はずっと
こうしていたいの
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あらがえない明日の風向き
だけど
泳ぎつづけるか否かは
ジブン次第
食傷気味...なんとなく
傾きそうになっても
そんな日もあるさと
また流し流されて
真逆のベクトル
「進みたいほうへいこうぜ」
打たれ弱くても
また立ち上がればいい
きみが急にはじけて笑った
ぼくもいっしょになって笑った
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機嫌のいいときには
すぐわかってしまう
下の名前で呼ぶ癖
さりげないほど自然
そっと腕をからませ
気づかれないように
恋心ヒケラカス
P.S...本当は毎日だって
こうしていたいけど。
人生は短いの
すべてのことは巡る
昨日の過ちも
明日の痛手も
すべては巡りゆく
この宇宙の中では
取るに足らないこと
けれど涙も笑顔も
奇跡のひとつ
取るに足らない奇跡のひとつ