詩人:麦 | [投票][得票][編集] |
月夜の晩
青い猫と歩いてる(希望的観測)
ボクの人生の大師匠
とても強くて優しい猫
八の字を描きながら
ボクの歩く足の間を
リズムよく頭を上げて胸を張り
シッポを立てて歩いてく
ボクと師匠は二にして、しかも不二なんだ(希望的観測)
だから
どんな、とこだって、へっちゃらさ
おっきな壁だって乗り越えて
黒瓦(かわら)の波もスーイスイ
青い猫は
生き様で手本を示す
傷だらけの身体
毛繕いせずとも慈光を宿し
威厳ある瞳は
何でもお見通し
目的地は
世界の猫達の集会所 否(いな)否
離合集散
いざや行かなむ
世界の有りとあらゆる猫達の元へと