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麦の部屋


[79] 言珠(ことだま)
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百億年よりも
ずっと向こうの彼方から
留まることなく
永く長く続く堵希(とき)の流れ
その時の流れの中の
この一瞬の
この一点での
僕たちの出会い

言珠の光と闇の光

言と言が解け合って
珠が磨かれ光り出す

言と言がすれ違い
珠が傷つき闇をみる

言は事(こと)
事は琴弾き
音色は心

珠は命
命は心

この一瞬が
久遠の起点

事多真は命を尊くする音色
琴他磨は命を磨き合う事実

言珠は僕たちの宝
(つづく)






2011/08/17 (Wed)

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