詩人:soul | [投票][編集] |
世界が重力を失った瞬間
無表情に舞い
閉鎖空間の中
空中を行ったり来たり
不安定に
彼は無表情な笑顔で
他人を喜ばせ
歓喜と憂いが入り交じる
例えば異次元に居るような
高揚感
狂ったような感性で
子供のような
本能的な好奇の目達
その中
彼は無表情な笑顔で
空間全てを操る
また空中をひらり
世界が重力を失う瞬間
自由の意味を探した
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静寂と鼓動
織り成す世界
規則的なリズム
自然は戯れ
不規則に風音
積み上げた知性
突飛した感性
人工物への依存
感情の欠如
悲しい戯れ言
空回り資本主義
勝者と敗者
劣性と優性
越えられない隔たり
足下掬われ
意識食い違い
大成と犠牲
理想論の先
そこに平等は無く
夢中の幸福
白日に照らされ
描いた空想
宙を舞って
不規則に風音
理由の無い物語
結末は本末転倒
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日が肩を落とす頃
陰踏み歩く並木道
誤魔化すような顔をして
笑い歩むこの舗道
いずれ訪れる悲しみを
知らん顔して待ち惚け
見つめる先は
まだ知らん同士の日常
隣に居るのは誰
いつか交差するのかい
隣に居るのは誰
いつかまた会う気がしてる
暗い空に
対象的な星輝いた頃
月影踏んで一人歩く帰り道
悲しい顔を隠すよう
俯き歩くこの舗道
いずれ訪れる喜びを
知らん顔して待ち惚け
見つめる先は
何も変わらん日常風景
隣に居るのは誰
いつかは解り合えるのかい
隣に居るのは誰
それが君であるに越したことはないけど
隣に居るのは誰
いつかまた会えたらいい
隣に居るのは誰
見つめる先は知らん同士の日常
日差しの強い真っ昼間
せわしない日常を
すり抜け歩く並木道
疲れた顔を誤魔化すよう
前を見据えて歩く道
いずれ訪れる喜びや悲しみ
知らん顔して待ち惚け
今居る場所は
いつもと変わらん日常風景
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浅い眠りで夜が明けて
明るみを増した空間の中鳴り響く音
雑伐とした感性で
自分の居場所を探し出す
静寂が生み出す音色
鮮やかに世界を染めて
緩やかな空間の中
ねむい幸福を抱えて
いつかの夢へ迷い込む
離れた点を繋いでは
感情を探り出す
淡いイメージの中
雑伐とした感性で
自分の位置を探しだす
無色で描き出す色彩
緩やかに疑問符で埋めて
緩やかな時間の中
ねむい幸福を抱えて
いつかの夢へ迷い込む
静寂が生み出す音色
鮮やかに世界を染めて
緩やかな空間の中
ねむい幸福を抱えて
いつかの夢へ迷い込む
浅い眠りで目が覚めて
静寂で染まった空間の中
奏でる規則的なリズム
無色で描いた風景へ
自分の居場所を探しに
ねむい幸福を抱えて
いつかの夢へ迷い込む
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指折り数えた幸せを
いとも容易く握りつぶしては
その度うなだれて
意味を探している
一枚の静止画
色褪せた空の色
嘆きにも似た感情で
今も自分を探している
過去に縋る訳じゃない
まして否定など
ただ現在の自分を
認めたいだけ
真っ白い空間
交われない感情
いつだか置き忘れた
自分の色を探している
一枚の静止画
モノクロの風景
急かされている気がして今も自分を探している
弱さを否定する訳じゃない
まして拒絶など
それも含めて自分を
認めたいだけ
指折り数えた幸せを
いとも容易く握りつぶしては
その度うなだれて
自分を探している
意味を探している
認めたいだけ
言葉足らずな感傷
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意識を持って初めて
世界を知るだろう
空虚を知るから
充実するのだろう
悲しみを拒めば
喜びさえ感じないだろう
温もりを知っているから
冷たさを感じるのだろう
欲望あっての
進歩だろう
だから人は
空に憧れるのだろう
絶望するから
人は夢を見るのだろう
過信した時
後悔するだろう
良心があるから
罪人なのだろう
猜疑心があるから
人は争い続けるだろう
恐怖心があるから
人は殺し合うのだろう
ただ
意味が無ければ
意義も無いのだろう
関心が無ければ
進化も無かっただろう
画一化されれば
何も生まれないだろう
対を成す物は
いつまでも無いものねだりだろう
対を成す物は
一度全て交差して
初めて一対と成り
対極を知るだろう
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走り出した
理由は無かった
ただ何かに期待して
走り出した
有り触れた感情で
走り出した
何かを見つけられそうで
走り出した
理由探しと題打って
足が止まるのを期待して
走り出した
変わらない何かを探し
走り出した
終わりは見えてこないまま
ただ走り出した
走り出した
いずれ足進まなくなる事を期待して
走り出した僕は
感情を高ぶらせながら
日常を
走り出した
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今
流れ行く諸行の中
絶えず
進み行く時間の中
変わらないものは無いと笑い
また
理解できない感情で
空っぽの空間を
汚れ無い風景を
ずっと
終わらない歴史と
それぞれの色彩で
未だ
繋がりを求める感性で
また
鮮やかな空白を
少しずつ
埋めていく
繰り返し
繰り返して
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そこに理由は無くとも
そこに花が咲かずとも
そこに光が注いでも
そこで揺らぎが無いのなら
続きは無かったのでしょう
ここに理由は無くとも
ここに風が吹かずとも
ここに闇が無くとも
ここに流れが無くとも
ただ近くに居れるなら
それが僕の世界なのでしょう
その素敵な色彩の中で
素晴らしい日常の中で
無情に流れる時間の中で
例え繋がる感情に
理由は無くとも
ただここに居れるなら
それだけで
世界は回るでしょう
とめどなく続く
この素晴らしい日常の中で
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止まった思考回路を
こじ開けて
見えた色彩を
教えて
その先の景色を
描いて
触れていたいんだ
流れ着いた感情の
その世界を
その意味深な
言葉の意味を
舞い上がる情景に
繋がりを求めた
無理矢理な感情で
色彩を塗りつぶした
回る秒針を見ていた
絶えず揺らぐ空間
寄せては返す疑問符の中
止まらない体内回路
流れの中
描きだした
ありきたり風景画
触れていたい
その先の世界を
その意味深な言葉で
貫いて
鮮やかな色彩に
繋がりを求めて
探し出した感情で
世界を描きだした
回る秒針を見ていた
やけに柔らかな空間
交わらない思想で
舞い上がる情景に
繋がりを求めて
無理矢理な感情で
色彩を塗りつぶした
回る秒針を見ていた
絶えず揺らぐ空間
寄せては返す疑問符の中で今
その先の世界を
教えて
その先の色彩を
描いて
その言葉の意味を
その先の景色を