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どこまでも続くつもりだった
終わりが見えるはずはなかった
青い風が流れていた
気づくのが遅すぎたのだろうか
どれだけの後悔しても
戻れない
緑の雨に打たれて
終わらないはずはなかった
ただ
ひたすら事実から逃げていた
あなたと出会う事で
まさか
本当の孤独を知る事になろうとは
鈍色の時は無情に流れて
きっと終わるはずはなかった
明日は来るはずだった
気づくのが遅すぎただけ
時は止まる
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遠く遙か記憶の中
芽吹く感情
気付けないまま過ぎて行って
まだそこに居るのか
もう消えたのか
分からないから
今は時の流れに身を任せていよう
遙か遠く記憶の中
気付く感情
ただ流れに任せているのは嫌だから
掠れた喉から
乾ききった声
張り裂けるまで
声あげて
伝えたくて
遙か遠く昔の話
彼は
ひどく疲れた様子で
ただ
少し嬉しそうで
少し
前に進む事を知った
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今全てが流れ
消えていっては生まれ
また消えては
新たな物作り出す
どこからが始まりで
どこが終わりなのか
大抵の者は
分からないまま
考えもせず消えていく
恐ろしくも無機質な日常
いくら抵抗しようとも
時は止まらず全てを流れに飲み込んでいく
流るるは時か?
そんなものは分からないが
ただ
今確かに分かるのは
自分は生きていて
その痕跡を少しでも残そうとして
毎日それの繰り返しで
これからも変わりはしないだろう
あぁ
また今日が始まった
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気づいた時には遅かった
ずいぶんと大事な物を失くしたようだ
素直さだとか
感受性だとか
優しさだとか
喜びだとか
色々と
思い出の場所も
大切な人も
自分さえも
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ある日
何気なく散歩してみた
いつもは車で通る道
歩いてみると
不思議と違う場所のようで
不思議と世界が広がった気がした
ある日何気なく目を閉じて耳を傾けてみた
殺伐とした機械音や人の声で
いつもは聞こえない
川の流れや
風の音や
鳥の声
自然の声を聴ける事を思い出した
そんな何気ない
いつもは忘れてしまう事
目の前のことしか見えなくなって狭くなった世界
でも
少しだけ見方を変えると
こんなにも違って見える世界
とても広いことに気づいて
不思議と嬉しくなって
少しだけ
僕の生活に
変化を与えた
とある日の出来事
ほんと何気ない
でも
いつもと違う世界を見せてくれた
とある日の出来事
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今日もニュースでは
人が死んだと報道
それを見
人々は他人ごとの様
体裁で
哀れみ
一部の人々は
偽りの涙
偽善の悲しみ
それで自分は聖者のつもりかい?
下らないよ
そんな軽い感情に
本質は何処にも見つけられないよ
今日も音楽番組ではアイドルが登場
ファンは歓喜
その曲の何処が良い?
他人に書かせた詩が良いのかい?
見た目かい?
それとも流行?
下らないよ
そんな
軽い言葉に感動も感涙も無いよ
もっと
上辺ではなく
もっと
本質を
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遠く望むは音
重ねることの出来ぬ不協和音
奏でることの出来ぬ音色
下らぬ叙情詩はいらない
在り来たりな旋律もいらない
声が
届くなら男に微笑を
届かぬならば男に嘲笑を
願う度
涙
決して重なることの無き不協和音と
決して奏でることの無き音色と
下らぬ在り来たりな唄を
ここに記す
単なる紙の上の出来事
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人は何のために戦うのか
人は何のために生きるのか
誰にも分からないだろう
ただ終わりがあるなら
それは
忘れる事
きっと
あなたが語る事を忘れた時
この物語は風化して
塵となるだろう
だから
せめて
あなただけでも
僕という物語を覚えていてほしい
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終わらない劇中劇を見るような苛立ちを感じた
また夢の中で目覚めるのだろう
夢の後の現実を
フィクションで語ることはできない
きっと
すべてが夢で
現実なんて
何処にも存在しないんだ