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soulの部屋  〜 新着順表示 〜


[12] 少し昔の話
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町外れの海辺で彼と出会ったのです。
彼は一人毎日絵を描いていて
『言葉無しで全部伝わればいいのにね』
悲しげに笑っては、それだけ言ったのです。
幼い僕にはよく分からないけど、時折思い出すのです。

2003/09/18 (Thu)

[11] 人生観
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永い歴史から見れば一瞬の出来事
見方によりゃあちっぽけかもしれない
それでも誰もが皆生きてるわけで

命ってやつには限りがあって
でも上下はなくて
かといって平等なわけでもなく

別に否定しても良いよ
人それぞれさ

生きるも死ぬも
やり遂げてればいいのさ

2003/09/18 (Thu)

[10] 雨音と水彩画
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あの日見た夢
あの静かな
いつかの風景
まるで水彩画の様
立ち止まり
ふと振り返る

いつか追った夢
忘れてしまって
また立ち止まり
ふと振り返る

遠い昔
何気なく描いた
一枚の水彩画
蒼い風
揺れる木々
片足の犬
こちらを向いて笑う

あの水彩画は
もう失くしてしまいましたか?
まだあの場所に掛かってますか?
もうあの時の緑色の雨音に流されてしまいましたか?

未だ片足の犬は
ふと振り返っては
悲しげに笑みを浮かべ
彼は
緑色の雨音と
静かに
優しく
消えた

また立ち止まる

2003/09/12 (Fri)

[9] colors
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燃ゆる陽を見た
赤い満月が昇る

体が沈むのを感じた

三日月を見た
緑の風が吹き抜けていた
心が浮かぶのを感じた

紺色の海
眩しい一筋の灯り
蒼すぎる空
きっと手の中にあって
透明な声
舞い落ちてくる白
空色の涙
きっと僕は水の中で

遙か遠い赤橙
そこに際だつ黒
一筋の流れ星
ふっと消えて

アスファルトには黄色い陰
琥珀色の雨音
灰色の心を突き抜ける

遠すぎる陽
そっと手をのばす
赤い満月
つかもうと手をのばす
きっと届きやしないのに
水の中
全てが揺らぐ
黒い空が割れる
心は閃光となり
空をそっと照らす
虹色の唄が生まれる

色が生まれる

そっと手をのばす
きっと届きやしないのに

2003/09/12 (Fri)

[7] 想うという事
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いつからか芽吹いてた
気づけばそこにいた

いずれは薄れるのか
いつかは消えてしまうのか
ただこの想いが続いけばいい
永遠を願う

気がつけば
ここまで来ていた
思うよりは早かった
戸惑う間も無く
ただ楽しかった

この感情さえ
消してしまう時の流れが少し恨めしい
でも決して止まることの無いもの

せめて
この想いが続いけばと
ただ願う

心から
想う
伝う
君と
笑う

2003/09/01 (Mon)

[6] 終幕
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自らの立場も知らず
自らが誰かも知らず
変わらぬ同じリズム
いつもの場所
いつもの景色
ただ操り人形の様

そこには意味など無いだろう
そこには価値など無いだろう
気づいたときは
遅すぎただろう

そろそろ終わるだろう

感情を消す
笑顔が消える

耳を塞ぐ
音が消える

目を閉じる
光が消える

何も感じなくなった

堕ちていく
あっけなく
世界が終わった

2003/08/28 (Thu)

[5] 進むという事
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振り向くな
何かを見つけるまで
喜びを見つけるまで
心の糧を見つけるまで
意味ある何かに当たるまで

汚れを踏みつつ歩こう
転びながら走ろう
そして
失くしそうな時は
唄おう

2003/07/31 (Thu)

[4] 違思
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君は『永遠のもの』ってやつをずっと探してる
何故かは知らないけど

そういえば
この前会った人
確かあの人も探してた
それが良い事かは判断できないけど

ただ
その『永遠のもの』が
価値があるもので
美しいものとは
僕は思えないんだ

美しいものとは
儚く一瞬で散るからこそ
そこに人々は美しさを見いだすのだから
それは僕の偏見かもしれませんが

だから別に否定はしない
ただ僕は君とは違うから
永遠に美しさを見いだす事が出来ないだけなんだ

2003/07/31 (Thu)

[3] 伝心
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この声は何処まで届くだろう

ほんの10m程度?
それとも
もしかしたら世界の反対側まで届くかも

そんなこと考えながら
詩を綴り

そんなこと考えながら
歌い

そんなこと考えながら
叫び

そんなこと考えながら
笑い

今日も綴っては
精一杯の
『伝えたい』を
せめて
あなたには届くようにと

2003/07/27 (Sun)

[1] 描写
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日々浮かんでは消えていく
心の内の混沌をすくい上げてはキャンパスに描いていく

描きあがるまでの一時
世界から離れ
ゆっくりと流れる悲しくも自由で
無意識な時間が唯一の救い
孤独で無様でも
それは救い

あなたも描いてみるといい

さぁ
描きあがった絵
あなたの絵は何色?

2003/07/24 (Thu)
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