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soulの部屋


[128] サイダー水
詩人:soul [投票][編集]

炭酸が音を立てて抜けてって
それと同じくらいにあいつも出てって
気づいたら
空っぽ部屋の中
気の抜けたサイダー1本
ぼく一人佇んでいた

相づちのない会話が続いて日が暮れて
言葉無くした頃に夜がやってきて
空っぽ部屋の中
気の抜けたサイダー1本
ぼく一人佇んでいた

泡の中 肺呼吸 上手く泳げない
頭ん中 気が抜けて 上手く動けない

色の無い会話が夜を連れてきて
不思議な窓から今日がやってきた
空っぽ部屋の中
気の抜けたサイダー1本
ぼく一人佇んでいた

炭酸が音を立てて抜けてって
同じくらいに皆消えてって
空っぽ夢の中
気の抜けたサイダー1本
ぼく一人佇んでいた

2004/07/23 (Fri)

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