ホーム > 詩人の部屋 > soulの部屋 > 箱庭

soulの部屋


[161] 箱庭
詩人:soul [投票][編集]

硝子窓の向こう
風は通り過ぎてった
その目が何を映したか知らないけど
確か笑っていたっけ

その光景は
何て美しい

思考回路で回りだす
情熱を抱えたまま
見続けていたのは
多分幻想

硝子の箱の中
自由で居たいって
いつだって自由でしかないのに
確かもがいていたっけ

その光景は
何て悲しい

触れ合って
分かり合える
そんな素晴らしい世界
多分幻想

見つからないもの
いつも探して
思想の広野歩き回って
気付いたのは

いずれ来るべき
帰巣本能

立ち返ればほら
本当は
昔から知っていた

2004/09/01 (Wed)

前頁] [soulの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -