硝子窓の向こう
風は通り過ぎてった
その目が何を映したか知らないけど
確か笑っていたっけ
その光景は
何て美しい
思考回路で回りだす
情熱を抱えたまま
見続けていたのは
多分幻想
硝子の箱の中
自由で居たいって
いつだって自由でしかないのに
確かもがいていたっけ
その光景は
何て悲しい
触れ合って
分かり合える
そんな素晴らしい世界
多分幻想
見つからないもの
いつも探して
思想の広野歩き回って
気付いたのは
いずれ来るべき
帰巣本能
立ち返ればほら
本当は
昔から知っていた
2004/09/01 (Wed)