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soulの部屋


[207] 追憶
詩人:soul [投票][編集]

薄れゆく真実と不実の境界で
探し続けるのは自分の在りよう
目を閉じて夢に縋るのは
知らぬ間に崩れる自分を恐れているから

光で手を透かした
太陽の暑さに溶けて消える
透明な風景の中で
現へ繋がる夢を見て

一つの世界が終わる様に
花が落ちた
一つの世界を蘇らせた
忘れかけた思い出
絶え間ない日常の一こまの情景

薄れゆく真実と不実の間
今日を生き抜いた僕は
目の前の風景に何か足らぬままで
手にした全てに何か足らぬままで

2005/01/03 (Mon)

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