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soulの部屋


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詩人:soul [投票][編集]

ああ冬が溶ける
もう誰かを想うこと等無いのでしょう
寂れた叙情詩は風に吹かれて宙を舞った
その景色はとても透明

人行き交う商店街
すれ違った人の顔さえ分からない
淀んだ空気に
やたら散りばめられた疑問符
いつだって嘆いてばかりの感情
プラスティックの雑貨はいつの間にか無くした

感傷的になった訳じゃない
理由などはない
いつになっても不確かな感じ

ああ冬が溶ける
もう誰かを想うこと等無いのでしょう
いつの間にか
寂れた叙情詩は忘れました
流線型の風吹いて
全部流れた

その景色は
限りなく透明
心を突き抜けた

2004/03/02 (Tue)

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