夏の夜と言えば祭り
星がキラキラ
人工的に散りゆく
私は運の悪い女
見たくないものを
見てしまう天才
子供を抱えた貴方
あゝまちがいよ
それは誰の子なの？
人形なんじゃない？
親戚の子なんでしょ？
誘拐よ！
目を見開いて驚く貴方
これはいやがらせ
これは愛情
認めないわ
許さないわ
こんなに愛してるのに
貴方は
他に向けるというの？
近づく者は抹殺するわ
子供も容赦しないわ
手始めに
死んでもらうのよ
燃え盛る嫉妬消火不能
私にやさしく
してくれたじゃない？
強く肩を抱いて
くれたじゃない？
微笑んで
くれたじゃない？
その日から
貴方と結ばれるのは
それは運命
それは愛情
それは運命
それは愛情

パパはお金で
私が幸せになれると
思ってるのね
そんな
娘を望んだの？
そんな
娘に育てたの？
ごめんなさい
ご期待にそえなくて

頭ん中は
ですめたる
かわゆく
ぴくぴくするから
つんつん
つついてちょ

花が咲いてるの
はっぴぃふらわー
きりきり舞うからね
かしゃっと
写真に撮って？
優雅に‥たーん！

心ん中は
ですぞんび
ぴこぴこ行くよ
くるくる回るの
えへへ…
ばれりーな(^з^)Chu

この私が
思わず泣きを
入れそうになる程の
際立つ戦慄さえハシる
痛みを知っている

何度恨んだか知れぬぞ
安穏としてやがる
私が喉から
ドス黒い悲鳴を上げ
心臓よ
止まるなと
懇願や呪いの言葉さえ
吐いておったその時に

知っているか？
なぜ自分だけが？
…と
問うむなしさを

貴方のそんな事と
私のそんな事は
違うものよ
あんたなんかには
私の気持ちは
わからないって
あんただって
私の気持ちは
わからない
棚に上げ
ヒステリックな分
愚かさを露呈したね

登校拒否４０ｄａｙｓ
既に終わったのね
認めたくないわ
待ち構えるは茨の道
おお‥アントワーヌ！
私をここから
連れ出して逃げて
お母様が
不倫している合間に
揺れる月光
冒険希望４０ｄａｙｓ
小窓から
はしゃぐガキや
荷馬車の男を見ては
脳が高鳴ったの
教養もない
バカでいいから
延長４０ｄａｙｓ
ねぇ‥アントワーヌ
あれは何？
もの知らずのお姫様
ハイハイ
朝には空も青くなって
貴女の脳も
青くなるのでしょうね
それは
どーゆう意味？
とにかく４０ｄａｙｓ
セーヌの流れを
眺めながら
お昼を食べましょうよ
雲が白いわ
再夏休み４０ｄａｙｓ
深窓の姫君はいやよ
郊外の森に
エルフがいる伝説
その涙は
願いを叶えると言うわ

ジッと見ていた
ヨダレと狂頭先生と
自分の娘を犯す性獣を
「神様！
　パパがサタンです」

髪を掴んで引きズル
もう来んで！
‥と懇願する
抜けて気になるは毛根
あぁ‥もうこんで
「神様！
　パパがサタンです」

ハッピーバースデイ！
とコブシをプレゼント
された事を
し返す無知には
なりたくないものよ
折檻デビューは…
もう忘れたわ

もし天使がいたら
助けてくれるのかな？
ジッと
見ているだけかな？
何もしてくれないなら
見守って
くれなくていいよ
もう…

でも心はいつも
「神様！
　パパがサタンです」

キチュして
最後じゃなくて
始まりの予感のする
キチュをして
でも
このまま人生
終わっても
いいと思えるような
最高のキチュして
神風のように
マグマのように
マグニチュード８
のように
立っていられない程の
危険なキチュをして
毎回
そんなキチュして
私だけになんて当然
他のひとになんて
叶えられない願い
だから
約束の針千本の
指切りの
純粋なキチュを‥
キチュをして！

「僕はいつか君には叶えられない夢を叶えにいくのさ」
そう言って去っていった男たち

置いてけぼりの私
神社で立ちつくす私
ＢＧＭは蝉でした
「大嫌いよ！」

彼は文学にさらわれていく
あなたの帰りを待つ私
このまま餓死して
死んでしまいたい

レーザービームの様な
おしっこが出た時
気持ちいい