詩人:愁人 | [投票][編集] |
ヘッドフォンで
両耳塞いで
気配感じて
なぞるんだ
僕が吐く
愚痴のような悲恋話を
たいしてメッセージも伝わりやしないよな
腐れ縁の見事な四重奏
スキマから洩れてる僕らの嘘
輪になったとこで
所詮どっかから
誰かを暴いてんだ
目を合わすより
このループを越えて見せた方が
手っ取り早いだろ?
一瞬重なった影
走り際に思いつく
ああ、アイツは
いつかの僕だったかな。
詩人:愁人 | [投票][編集] |
いつもよりだらしなくシーツを巻き込む
ゴミ箱の中は空っぽ
隣の空は 6:4
洗ったコップは
綺麗に拭いて棚の中にあった。
僕以外の生活感などホコリひとつ残しやしない
君は利口だから
僕が悟った頃の何分か後でも
きっと他人の振りしてるんだろうね
そのくらい。
君の名前なんか
親指ひとつで
バックスクロールできんだ
向こうの空は 7:3
で
僕を敵にまわした