詩人:高級スプーン似 | [投票][編集] |
愛し合っている
それは間違いで
たまたま
君がそこにいたから
もたれかかっている
だけだとしても
それが何?
唯一無二の
絶対的な大切を
見抜けるだけの
能力ないよ
能無し人間
たとえば赤い糸
引きちぎってでも
いくらでも
代替えのきく
あなたを選ぶ
だけの力
私にはないな
それはそれ
今は君だけ
愛し合っている
それは間違いで
たまたま
君がそこにいたから
もたれかかっている
だけだとしても
それが何?
いくらでも
代替えがきいても
あなたを選ぶ
気がするだけ
まだ笑ってる
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Aボタンで吸って
Bボタンで吐く
Aボタンで笑って
Bボタンで泣く
Aボタンで悩んで
Bボタンで寝る
Aボタンで仕事して
Bボタンで遊ぶ
Aボタンで生きて
Bボタンで終える
あんまり
複雑にしないで
つけ上がるから
マイナス思考
Aボタンで吸って
Bボタンで吐く
呼吸がうまく
できなくなる前に
操作の難易度
良い自慰にして
Aボタンでジャンプして
Bボタンで走る
またぶつかった
また落ちた
生きるの下手すぎ
見てらんない
代わってくれる
人はいない
ああ
もうこんな時間
Aボタンで悩んで
Bボタンで寝る
あーもう
叩きつけるから
ボタンが壊れて
眠れない
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陥りがちなのは
書くだけ書いて
自分の作品しか
読まないことだ
時折見せる
人の作品を
読む姿
見せかけだけの
その場しのぎの
下手な演技で
ごまかして
読みました
と
自らを欺こうと
必死で
それに本当は
何も書いちゃいない
創っている自分を
作っているだけで
創った気になっている
だけの話
そんなんでよく
完結できるな
笑えないや
必要ないよ
読む演技
意味がないから
書くなって
生きていく上で
大切なのは
無理をしてでも
生きていくこと
無理をさせないで
好きに死なせて
誰にも迷惑をかけずに
誰も悲しませずに
死ねるならいいよ
とか
まさに生き地獄
生きていくしか
選択の余地がない
言うよねぇ
自殺する
勇気もないのにね
でも
勇気のない人から
死んでいく
なんて
噂もあって
誰かの作品を読む余裕
ないなら
いっそ
目を潰せ
嫌だよ
そんなの無意味だよ
怖がる余裕は
あるクセに
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最早
手がない
手も足も出ない
頭隠して
尻すぼみ
残念ながらご臨終
そこから先は絶望視
それでも
30%は
生き残るんだろう
立ち入り禁止区域
足の踏み場が
底なし沼しかなくとも
汚染から生まれる
光があった
神話じゃない
都市伝説じゃない
きっとそう
ぼくが死んでも
あなたが死んでも
30%は生き残る
それでもまだ
ご不満か?
人類絶滅
正邪必滅
心なく
心置きなく
攻めてくる輩に
少し大きめの
文字をプレゼント
恐怖がやや増長
感じ取る器官
マヒしているけど
最早
手がない
手も足も出ない
それでも
30%は生き残る
よもや
フィクションとは
そそそそそんな
しししし
知らなかったことに
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前回のあらすじが
長すぎるよ
解き明かされないまま
ハイ終了って
オイ
本当はもう謎なんて
残ってないんじゃないの
ありのままを見せたら
そこで興味をなくす人
大半
だからって
いつまでも
もったいぶっても
飽きがくるよ
離れていくよ
それなら次へ
乗り替えるからいいや
って
投げやりな
チラリズムで
誘惑するお前
騙されるのは二羽か
不安か?
ありのままを見せてから
はじまるんだ
新生活
ありのままを見せてやる
あ
それ
心臓がのたうちまわる
謎なんてない二人
それでも好きだと
笑う二人
それがいいな
ピラミッドは
ただ落ちてるだけ
それがいいな
と
言える関係に
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何気ない一言が
ダイナマイト
楽しく
話をしていたのに
空気一変
小さな苦しみから
逃れようと必死で
相手の気持ちを
踏みにじる
すると
アラ不思議
考えもしなかった
大きな苦しみが
襲いくる
君には
期待していたのに
がっかりだ
手塩にかけて
築き上げてきたもの
すべて
凡てパーになる
その考えが
もうね
ダメだ
凡てパー
凡てパーになる
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カチカチカチカチカチかtけータイは、きみから切なさや距離を拭い、新たな切なさや距離を植えつけていく。
活字に変わり、絵文字・顔文字に変わり、色彩豊かな背景をデコレーション。
てのひら、ポスト、手紙を受け取り、開く便箋。
丸みを帯びた猫のしっぽのような文字はおくびにも出さない、なんて少し寂しく遠く感じた。
面影をよこせ。
行間から手繰り寄せて、今すぐにでも抱きしめたいよ(´;ω;`)とか打ってみる。
思わず削除。
食べたら紙より無機質で、きみとの縁も切れてしまいそうな不安定な媒体。
あの頃とそう変わらない程に、大きく変わってしまったんだ。
繋がり、束縛、孤独に空虚に喪失感。
ひんやりとした最先端に、なんて返そうかと温もりを与えては消してを繰り返し……。
離ればなれ。
二人は過ぎてゆく。
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夢にまで見たフレーズ
しばらく放置して
書き損ねた休日
忘れるって幸せ
だって悔しくなる
あの時
すぐに描いていれば
だけど
そうしなかった
理由は怠慢
だから幸せ
必ず死なない時間を
心から味わえるだなんて
エンドレスハッピー
夢にまで見たフレーズ
余すことなく
描ききったら
こんな気持ちは
手に入らなかった
こんなものかと
悔やむだけさ
それもまた
幸せ
なら
どの未知
僕の人生には
幸せが
待ち構えている
Wow!
それより
なんてこったい
そうこうしているうちに
休日が終わり
空は泣き止み
顔を出すのは
お前さん
夢を見たけど
思い出せない
浮かばれないフレーズ
これも幸せ?
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息をするの
思い出してしまい
息を呑んでは
吐き出して
氷が溶けたら
魔法が解けたように
生きていること
息苦しさを伴って
思い出しては
吐き出して
くだらないことに
夢中になって
忘れるまでは
絶やさずに
忘れてからも
絶やすことなく
呼吸
呼吸
深呼吸
息をするの
忘れているの
普通だなんて
間違ってないの?
息を荒くして
僕はまた
嘆きながらも
忘れてく
生きていながら
再凍結
最下層まで
呼吸、落とす