詩人:高級スプーン似 | [投票][編集] |
社会(学校+会社)+I
=0
学校=最高の場所
会社=最高の場所
社会−I=社会のとき、
Iが自殺した理由を
答えなさい。
このとき、
学校には
いじめや体罰
会社には
ハラスメントや残業は
なかったものとする。
詩人:高級スプーン似 | [投票][編集] |
お前の詩はつまらない
読んでも
感動できないし
読んでも
後悔しか残らない
どうして
そんなものを書いたの?
誰かに
読ませようと思えたの?
書きたいから
書いただけ?
なら
せめて
すぐにゴミ箱に
捨てて下さい
ちゃんとゴミ箱に
捨てて下さい
これ以上
目の前を汚さないでくれ
お前の書く詩はクソだ
いや
クソ以下だな
撒き散らされたそれらは
読んでも
なんの
肥やしにもならなかった
お前の詩を糧にして
もっと面白い作品を
面白い作品をこの手で
書きたかったのに
お前の詩を読んでも
カス同然の
こんなものしか書けない
いつになったら
芽が出るのか
いつになったら
花が咲くのか
いつになったら
種ができるのか
いつになったら
その種が
名前も知らない大勢の
ひとりの元へ届くのか
いつになったら
いつになったら
このままじゃ
したいになっても
ただのゴミ
誰の肥やしにもなれない
生きていても
あなたの視界
汚すだけ
なんの才能も
価値もないなら
この命
はやく捨てないと
そう思うけれど
捨てられない
紙もペンも命も自己も
部屋にたまったゴミも
ナニも
流しても流れない
詰まった便器
クソしか
流しちゃいけないのに
クソじゃないそれ
流そうとしたから
どこにも行かず
溜まり続ける
お前の詩は詰まらないのに
詩人:高級スプーン似 | [投票][編集] |
人生ゲーム
開始時点で
手にするものは
自分では選べない
なんだこれ
イカサマしただろ
神さまよ
運命を
呪うしかない境遇
最初から不平等で
弱肉強食な世界は
貧しき民から強さを奪い
強者に更なる力を与える
置かれた身の上から
道化になる外
道はなく
おどけて笑う
内心は
人に見せられないな
嫌になる
それでも
気持ちで負けたくない
どんなに苦しくても
諦めずに挑み続ければ
いつか
いつかっていつだ?
考えろ
考えろ
今は待つのか
勝負にいくのか
知恵を振り絞れ
強敵との戦い
正攻法じゃ
相手にならない
いかにして
欺き出し抜くか
それが問題だ
勝ちの目はある
弱者にもきっと
考えろ
勝利の方程式を崩し
定石を覆す一手を
ここが勝負どころだと
決めたのならば
躊躇うな
行け
流れを切れば
自分の番だ
持てる力を出しきって
起こせ革命
勝利を掴め
恐れ入ったか
下剋上
大逆転
したかに思えた
次の瞬間
場に現れたのは
不敵に笑う
もうひとりの道化師で
どんでん返しを返されて
うなだれる
勝利した相手の
喜ぶ顔なんか
見たくもないけれど
舞い降りた
女神の足元が見え
爪先を向ける先
勝者が誰かを物語る
アア
次こそは勝つ
心に誓い
再戦を望むものの
次はあるのか
人生に
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手懐けたハイエナは
虫も殺さない
彼は言う
父はずっと
強い母に付き従ってきた
それが
ぼくらの幸福なのだと
雌の尻に敷かれて
支えきれずに
潰れて死んでしまっても
構わない
だから
遠慮は要りません
彼はそう言って
痩せ細る四脚を畳み込み
尻尾を振った
はやくお尻を
お尻を乗せて下さいと
懇願する彼を蹴飛ばして
わたしは今日も
狩りに出掛ける
時は21世紀
頼りにならない雄ばかり
人類の未来は
女の力にかかっている
磨き抜いたこの牙で
狙った獲物を
捕まえなくちゃ
放置プレイで
喜ぶ馬鹿を
養っていくのは
大変なんだ
わかってくれたなら
次はお前だ
おとなしく死ね
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3日経った今でも
部屋を出ていく後ろ姿
頭から離れないでいる
だから動けないでいる
あなたが見えなくなっても
どれだけ
思い出にすがったって
その背中には
もう辿り着けないよ
わかってる
わかっちゃいない
わかってる
わかってるけど
ねぇ
抱きしめたいし
キスがしたい
心から愛し
愛されたいのに
今更なんで気付くんだ
見失ってからじゃ遅い
なんてラブソングは
今まで何度も
耳にしてんだろ
どうして
学べなかったんだ
相思相愛って
なんだっけ
叶った恋を自ら破いて
振り出しに戻った片思い
3日経った今でも
部屋を出ていく後ろ姿
頭から離れないのに
あなたの顔が
思い出せなくて
泣けない
動けない
もう戻れない
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スーパーよりも
ウルトラよりも
あの頃の
篠原と〇もえが
デラックス最つよい説
ヒーローも
たまの休みにゃ
リラックス
じんるいを
守れなかった次の日は
某ちゃんねるは
見ちゃダメっくす?
誹謗中傷には喝采を
凹んだ時こそ
凸っきゃないぜ
♂だもの。。。
すぷを
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ルールブックも
読まずにはじめた
きみとのつながりは
幸か不幸か
みんなと連なる
キッカケとなる
指先ひとつで
きみの友だちの
友だちの友だちの
友だちの友だちの
誰だよお前とも
知り合って
無限の蛸足配線
果てしなく
拡がっていく
千切れぬ絆に雁字絡め
亀甲縛りの醜態を晒す様
景観を乱す送電線や
阿呆と罵るカラスも含めて
美しいとするならば
わたしはとても幸せです
だって
最高の仲間がいるからね
本音の前には184
暗黙の非通知設定で
上っ面しか
受け取れないけど
赤く濡れる絆の糸から
滴る涙
進行形の
死のメッセージ
被害者は誰で
加害者は居るのか
わかりません
おれの意思とは無関係に
増え続ける絆は
空を覆い
視界を黒く塗り潰すから
先が見えない
暗黒世界
リセットすれば
未来はないけど
すべてを断ち切って
ゼロにするしか
みちはないかい
雲ひとつない空
心も晴れ晴れ
小指のない
あなたはだあれ?
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おはようございます
ちょっと
ちょっと
二度寝しないで下さいよ
目覚めの時間です
ほらほら
布団から出て
支度をしましょう
動き出すなら今
今は
今しかありませんから
キッカケは
何でもいいんです
天使の戯れ言でも
悪魔の戯れでもね
目覚めと同時に
望まなくとも
スタートは切られ
いつの間にか
歩いているのが
人間です
ふとした拍子に
何かにつまづいて
転んでしまっても
慌てる必要はありません
うまく
立てなくても
諦めないで続けましょう
あなたが転んだのは
起き上がった証拠です
人はみな
最初は眠っていますから
聞こえますか
目覚ましが鳴っていますよ
それが
天使の知らせじゃなくても
起き上がるのは今
今は
今しかないですから
さあ
行きましょうか
永遠の眠りにつく
その日まで
ゆっくりでもいい
前に進みましょう
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日が沈み
冷たい砂を踏む
水気のない
絶海のど真ん中
陽が昇り
地獄を見ながら
彼方で揺れる偽りの緑
目を凝らせば
笑う人々
手を伸ばしても
届かない距離
とんだ悲喜劇
それが現実
いつか
苦痛ばかりの
この日々が
蜃気楼になればいい
戦争も災害も
飢餓や難病も
ちっぽけな悩みも全部
忘却の彼方
フィクションでしたって
そよぐ風が気持ち良い
ゆらめく森の中
みんなと笑えたらいいな
それまでは
忘れない
絶対に忘れない
暗闇と灼熱が
絶え間なく押し寄せる
望まない海の上
よろめきながらも
踏ん張る日々を
仲間と手をつなぎ
前を向いて立つ今を
逃げてたまるか
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売れ線じゃない
暗闇を探し
青い感傷を使って
創作物を育てる
あなた
絶望は尽きないんだ
すだれのような前髪で
目を隠しては軽やかに
ポップな毒を吐き出すの
霞がかった歌声は
一般にはウケが悪く
マニアックな気取り屋の
淡い琴線によく触れる
安らかに眠れないんだ
心の病にも
流行りがあって
他の誰でもない
別に誰でもいい存在たちの
安い思考に罹患しやすい
頭の片隅で叫んでてさあ
痛い痛い痛い痛い言の葉
読むだけで痛々しくて
しかし
狂気の沙汰じゃない
普段のあなたは
昔はよかった人も納得の
とてもまともな若者です
マシンガンに皮肉を込め
シロップ漬けの脳
社会に対する認識の甘さ
あなたのうたは
砂粒ひとつ
すくえなかった
世界を敵に回すのさ
だから今日も斜に構え
延々不貞腐れるんだろ