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高級スプーン似の部屋


[154] Iから]まで
詩人:高級スプーン似 [投票][得票][編集]

見かけると少し
ほっとする

片思いの仲間意識

親しい人でも
一度も
話したことのない人でも
なぜだか

あの人は今
どうしてるんだろう
ふとたまに時々ふっと
思い出す

親しい人でも
一度も
話したことのない人でも
なぜだか

見かけないだけで
見てはいるんだろうか
なんて考える
夜の二時すぎ

俗に言う
星の瞬きほどの一時を
同じ部屋で
過ごしただけの
されどどれだけの
何かが
あの人やあなたに
なんかね
あって

曖昧な
仲間意識ですら
ないかもしれない
無意識の意識?

私もいつしか
いなくなるような
でももうしばらくは
いるような

そんな感じで
ここにいる

つたない言葉を
うつらうつらと
書きこぼすうちに
夜は
明るくなっていく

それから
寂しくなってくる
なぜだか


PS.……続きはまたいつか、この部屋で。たぶん。そんな感じで。会えなくなるまで、また会いましょう。

2009/04/09 (Thu)

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