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高級スプーン似の部屋


[32] ホット
詩人:高級スプーン似 [投票][得票][編集]

泣くのを忘れるような
流れる温もり
描く情景
角砂糖一つ
甘く囁く声を聴いて
眠りたい夜に眠れない

積極的に耳を壊した
どうせ長生きしないし

感性が老いていき
過去の自分を嫌悪する
ヘッドフォンは
黙って側にいてくれるけど
お互いに一方通行
情緒不安定よ
蝶々摘んでよ
サイレントな関係じゃ
伝わらないことも
あるの

壊れた耳でも
聞き取れるような
甘い囁き
ミルクも入れて
より甘く
芯まで温もる歌声聴いて
眠りたい夜に眠れない





2007/09/07 (Fri)

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