詩人:高級スプーン似 | [投票][得票][編集] |
玄関のドアを開けて
外面を脱げば
帰ってきたなと
襲う沈黙
みんなの前では
あんなに
笑えていたのにな
多少のお愛想も
混じっているかもだけど
それなりに楽しんでる
自分だっているしさ
鏡を見ると
人前には現れない内面が
精気のないツラ
向けてきやがる
ひとりになると
明るく振る舞えない
どん底まで急落する気分
自分じゃ
どうにもできなくて
誰かに助けを
求めてしまうの
って
友達が
悩んでるんだけど
わたしは
どうすればいいと思う?
友達?
じゃなくて
きみは
そうだね
まずは自分と向き合っ
模範回答は
聞きたくないの
欲しいのは
言葉じゃないの
欲しいのは
絆
こころの奥深くで
繋がり合うことが
できるような
相手が欲しいの
ああ
わたしじゃなくて
友達の話ね
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