またひとつ読み終えたけれど何ひとつ変わらなかったようでひとつだけ変わったのは心次の日にはもとに戻っているかもしれない別の日にはさらに変化するのかもしれないぺろりぺらぺら舐めるいちぺえじいつか忘れてしまうのかそしてまた思い出すのか今はまだぱくりぱくぱくぶっくを咀嚼片隅に残る余韻ひとり味わい浸るのは頭
[前頁] [高級スプーン似の部屋] [次頁]