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高級スプーン似の部屋


[369] 昼下がりの読後感
詩人:高級スプーン似 [投票][得票][編集]

またひとつ読み終えた

けれど
何ひとつ変わらなかった
ようで
ひとつだけ変わったのは


次の日には
もとに
戻っているかもしれない
別の日には
さらに
変化するのかもしれない

ぺろりぺらぺら
舐めるいちぺえじ

いつか忘れてしまうのか
そしてまた思い出すのか
今はまだ

ぱくりぱくぱく
ぶっくを咀嚼

片隅に残る余韻
ひとり味わい浸るのは

2011/11/16 (Wed)

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