いくら垂れ流されたって何食わぬ顔その身ひとつで受け止めてきた貴女が胸に抱くのは我ら人を平等に愛する人は人を愛したことのない人だそのはにかみも外連味も欲の深さも本心も愛おしくってたまらない全部ウソ栄える間堪えきれずに出た汚物垂れ流し続ける否応なく受け止め続ける偶像に我が身を委ねやがて貴女が命を落とすまで
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