朝だよまた朝が来たよ窓を叩く陽の光おはようを交わして眠りにつくのが私の日課緩やかな坂道をゆっくりと下っていくような幸せ走る車の音を尻目にささやかな嘘囁いたどうして見破れないかなああと一歩からもう三歩踏み出した足を当ててみておやすみまたね瞼の裏の白い世界遠くへ遠くへ消えていくさようなら
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