詩人:雪 螢 | [投票][編集] |
蕾がうっすらと
桜色してきたら
強い風が吹いてきた
ひるがえる君のスカートに釘付け
ごめんね 不埒な僕で
君の桜色の笑顔も
桜色の膨れっ面も
ごめんね 好きだよ僕は
風がやんわりと
春の訪れを告げたら
君と二人で桜並木を歩こう
ころころと笑う君の姿に釘付け
ありがとう 春の神様に
君の桜色の笑顔も
桜色の心地良さも
ありがとう 春の神様
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満ちていく月が
僕の孤独を増幅するようで
信じられないんだ
全て
どうして街は
こんなに胸を妬くの
空になった僕の体に
注がれるのは闇より深い暗黒
それでもこんな夜の日でも
朝日は来る
誰にでも
そう誰にでも
僕にでも
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散りばめた心から
何かが産まれる
予感がするんだ
柔らかい涙がそっと落ちて
手のひらにすくったらハートの形になった
曲がった形のない
綺麗ななめらかな曲線で
なんだかココロが温かかくなった
明日になったら優しくなれそな
そんな予感がする
救いを求める手にも
優しく接することが出来る気がする
これが、愛なのだろうか
壊れた気持ちから
何かが出ずる
予感がするんだ
熱い涙が溢れ出て来たら
言葉になって軟らかい水の川になった
苔が生えてても
淀んだ箇所などなくって
また涙が出そうな熱いココロになった
朝陽が昇れば優しくなれそな
そんな自分がいる
救いを求めれば
誰かが手を差し出してくれる気がする
それも、愛なのだろうか
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心の隙間に穴が空いた
どうしてこんなに独りの夜は
孤独に苛まれているのだろう
失望感も絶望感も
何も生み出さない
どうしてこんなに独りの夜は
誰かに会いたくなるんだろう
切望感も愛も恋しさも
ごちゃまぜになる
カナシイ こんな弱さ
いらないのに手は震えてる
サビシクナイ こんな強がり
いらないのに息が震えてる
心の隙間に穴が空いた
一人で眠るベッドの中で
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時折数える満月が
今日に限って霞んで見える
指を辿れば雲の糸
絡まってて見動き取れなかった
信じられる気持ちと相反に
信じられない闇が満ち満ちていく
かなり動揺している
それが口惜しくて切ない
照らす勇気もない癖に
君の傍にいると誓った
変わらない月はない
涙でもう歩けないよ
ゆらりゆらり揺れる月の鼓動が
ふらりふらり僕を惑わしていく
つらいつらい道を過ぎれば
逃げ道が見つかると思っていた日々
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飾り立てた言葉はいらない
そう自負して在るが侭
言葉を綴る片側で
どこか違和感を感じる自分がいる
それは本当に自分の言葉なのか?
自問自答を繰り返さない訳がない
私は字を綴るものだから
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間に合わない時なんてない
逸らない夜なんてない
急かさなくともちゃんと此処にいるから
そんなに背中を叩かないで
私たちそんなに固くない
どんなに深く感じていても
私たちは結構考えてるのよ
どんなに冷たい月に照らされても
私たちは生きている
生きている人なのだから
迷わない人なんていない
間違えない人だっていない
だからこそちゃんと覚えていて
ゆっくりでも歩く私たちの道を
私たちそんなに弱くない
どんなに脆く壊れやすくても
私たちは結構強いのよ
どんなに短い命であっても
精一杯生きる
それが出来るのだから
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君と
もう幾日ぶりに出会ったら
出てこなかった言葉が
口の中から一字ずつ
一句ずつ
溢れ出てきて
今まで出なかった事が
嘘のようでどうしようもなく
僕は只
途方にくれた