僕にとっては
“その”どれもが
大切で
輝いていて
失いたくなくて
はかなくて…
壊れないように
零さないように
そっと、
でも強く、
両の手で抱きしめた。
僕がもっと大きくなれば
失わずにすむと
零さずにすむと
そう、思ってた。
でも…
大人に近づくほど
気付かないうちに、
どんどん失って
どんどん零して
“それ”がどんなに
大切で
輝いていて
失いたくなくて
はかないものか…
それすら忘れてしまっていた。
失いたくなんか
零したくなんか
忘れたくなんか、
なかったハズなのにね。
2007/11/15 (Thu)